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内容説明
「本」の信頼性をどう回復するのか―欧米では、ここ数十年、デジタル化をめぐる重要課題として、テキストの品質管理のためのさまざまな試みが繰り返されている。世界最大規模の人文学系学会MLA(米国現代語学文学協会)を中心に積み重ねられてきた議論や実践の成果を、その過程で構築されたガイドラインも含めて紹介する本書は、日本の読者に、私たちの社会における「本」の未来を、真剣に長期的に展望する視座を提供する。
目次
第1部 典拠資料と方針(デジタルの地平での編集;『カンタベリー物語』をはじめとする中世テキスト;記録資料の編集;詩とネットワーク―詩を電子編集する;戯曲のケーススタディ―『ケンブリッジ版ベン・ジョンソン作品集』 ほか)
第2部 実践と手順(手稿と印刷典拠資料から機械可読テキストを作る効果的な方法;転写のレベル;編集におけるデジタル・ファクシミリ;電子版の真正性認証;文書管理とファイル命名 ほか)
補遺 ガイドライン
著者等紹介
バーナード,ルー[バーナード,ルー][Burnard,Lou]
オクスフォード大学コンピューティング・サービス所長補佐
オキーフ,キャサリン・オブライエン[オキーフ,キャサリンオブライエン][O’Keeffe,Katherine O’Brien]
ノートルダム大学教授(英文学)
アンスワース,ジョン[アンスワース,ジョン][Unsworth,John]
イリノイ大学大学院教授(図書館情報学)
明星聖子[ミョウジョウキヨコ]
埼玉大学教養学部教授。東京大学大学院人文社会系研究科博士課程修了。博士(文学)
神崎正英[カンザキマサヒデ]
ゼノン・リミテッド・パートナーズ代表。京都大学文学部卒業。コロンビア大学でMBA取得(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。