コミュニティのちから―“遠慮がちな”ソーシャル・キャピタルの発見

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コミュニティのちから―“遠慮がちな”ソーシャル・キャピタルの発見

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  • サイズ B6判/ページ数 310p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784766417524
  • NDC分類 498.021
  • Cコード C0031

内容説明

急速に高齢化が進む日本。健康は誰しもの関心事。全国さまざまな事例をよく見ると、健康でかつ医療費が低い地域の背景に、また、複雑な医療問題が見事に解決された背後に「コミュニティのちから」が存在する。そのちからをどう発揮させて「いいコミュニティ」をどう作るか。豊富な事例に基づいてそのレシピを示す。

目次

はじめに―「コミュニティのちから」が社会を変える
第1章 長野県の保健補導員コミュニティ―女性の五人の一人が参加している“不思議”な地域組織(長寿で医療費の少ない「理想郷」;第三の選択肢―住民の手による健康づくり ほか)
第2章 “遠慮がちな”ソーシャル・キャピタルの発見(ソーシャル・キャピタルという考え方;保健補導員コミュニティのソーシャル・キャピタル ほか)
第3章 「コミュニティのちから」で「コミュニティのちから」を育てる(パートナーシップのまちづくり―長野県茅野市;行政と住民で築く“認知症ケアコミュニティ”―福岡県大牟田市 ほか)
第4章 「いいコミュニティ」の作り方(組織としてのコミュニティ;保健補導員の「ルール」「ロール」「ツール」 ほか)

著者等紹介

今村晴彦[イマムラハルヒコ]
慶應義塾大学大学院政策・メディア研究科研究員、SFC研究所上席所員。1979年、東京都生まれ。慶應義塾大学総合政策学部卒業後、出版社勤務。企業や健康保険組合向けのヘルスケアサービスの企画・運営に携わる。2008年、慶應義塾大学大学院政策・メディア研究科修士課程修了。現在は同研究科の博士課程にも在籍し、長野県をはじめ全国各地を舞台に、地域コミュニティの仕組みと健康・医療との関係について研究

園田紫乃[ソノダシノ]
慶應義塾大学先導研究センター共同研究員、SFC研究所上席所員(訪問)、株式会社メディヴァ勤務。1984年、鹿児島県生まれ。慶應義塾大学総合政策学部卒業。在学中米国ブリンマー大学交換留学。2009年、慶應義塾大学大学院政策・メディア研究科修士課程修了後、内閣府経済社会システム付政策調査員として政府・企業・市民参加型の公共サービスを支える仕組みについて調査。2010年6月、株式会社メディヴァ入社。患者視点での医療変革に取組む

金子郁容[カネコイクヨウ]
慶應義塾大学大学院政策・メディア研究科教授、総合政策学部教授、SFC研究所所長。1948年、東京都生まれ。慶應義塾大学工学部卒業。スタンフォード大学Ph.D.、ウィスコンシン大学コンピュータサイエンス学科準教授、一橋大学商学部教授等を経て1994年より慶應義塾大学教授。専門は、情報組織論、コミュニティ論など(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

がっち

3
医療の側面の地域戦略を述べている。コミュニティ、パートナーシップとは最近耳する言葉ではないだろうか?このパートナーシップが地域の活性化にどのように結びついているかという成功例をだして述べている。ソーシャルキャピタルが強いほど、いい地域ともわかるいい例であった。ルール、ロール、ツールをもとにしたコミュニティづくりそれが大事。B2011/08/12

koyo

2
事例で挙げられている長野県の保健補導員などの取り組みは本書で初めて知りました。非常に素晴らしい取り組みだという事と、それを行っていくための「コミュニティのちから」の重要性を感じました。急速に高齢化が進み、地方がさまざまな問題にぶつかっている中で、僕の地域でも「コミュニティのちから」を育んでいくために、まず何ができるのだろうと考えるきっかけとなりました。2018/05/29

yuka_tetsuya

1
長寿健康県として有名な長野県の合い言葉に「ピンピンコロリ」があるが、3つの特徴のうち「足の太い保健婦が多い」があった。それが如何に健康に寄与しているかを詳細なフィールドワークにて解明している著作である。著者の一人の金子さんは元々数理科学を研究されていたが、阪神大震災を経験して方針を社会科学に転換されたとのこと。頭の中でこねくり回すだけではなく、現場を歩いて真理を探すというスタイルに共感する。キャピタルを有効に利用するために「ルール」「ロール」「ツール」が重要であるとの指摘は勉強になった。2011/08/09

hasemari

0
この本からたくさんの示唆をもらいました。2017/01/21

Ishida Satoshi

0
読了。地域の健康増進を図る試みとして、長野県の保健補導員の事例から、「地域のつながり」の力を考えます。地域の社会的課題を解決するのは政治及び市場メカニズムだけでなく、より小さい社会では個人や集団間の結びつきによる問題解決が大きな力になることを検証します。長野の事例もしかり、必ずしも皆が積極的、自発的に参加を決めたわけではないようですが、本書は「誘われたから参加する」、「周りの人に悪いからという気持ちから協力する」という地域の人たちの行動の中に静かなる社会性と自発性が持つ地域づくり基盤を見出そうとします。本

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