内容説明
メキシコ、グアテマラ、ボリビア、チリ、アルゼンチン、ブラジル、キューバ、コスタリカ、スペインを通じたラテンアメリカ…ラテンアメリカのどこに惹かれ、彼らは研究の道を選んだか。…各分野の研究者が語る、体験的・ラテンアメリカ研究への誘い。
目次
第1部 フィールド研究者が語るラテンアメリカ(手づくりの旅;グアテマラに生きる人々、グアテマラに通う私―「村の崩壊」という現実の中で;歌と言葉とフィールドワーク―ボリビアとの一〇年を考える)
第2部 政治・経済・法律研究者が語るラテンアメリカ(地球の反体側では何が起こっているのか?―チリ現代政治史の研究;ラテンアメリカ政治研究の重要性と魅力について―悩める一研究者の「自分史」を手がかりに;貧困のない世界をめざして―「エコノミスト」から「アクティビスト」へ;ブラジルそしてラテンアメリカを通じてみる法文化と法律学―わが国と母法を共有する法継受地域として)
第3部 スペイン研究者が語るラテンアメリカ(文芸誌『セルバンテス』(一九一六‐二〇年)を読む―二〇世紀初頭、スペインとラテンアメリカの文人たちの交流
アメリカ「発見」前夜のスペイン文学
人の移動と社会変容―カタルーニャの近代化とキューバの富)
第4部 歴史研究者が語るラテンアメリカ(「アステカ学」へのアプローチ;メキシコの密貿易に魅せられて;三,〇〇〇里の彼方コスタリカとメキシコでプロテスタントの歴史を追う;古文書が紡ぐ物語―フランシスカ・インファンテの結婚と転換期の植民地メキシコ)
著者等紹介
清水透[シミズトオル]
慶應義塾大学経済学部名誉教授、日本オーラル・ヒストリー学会会長。東京外国語大学外国語学部スペイン語学科卒業、同大学院ロマンス系言語専攻修士課程修了、メキシコ大学院大学(エル・コレヒオ・デ・メヒコ)歴史学博士課程単位取得退学。ラテンアメリカ社会史
横山和加子[ヨコヤマワカコ]
慶應義塾大学商学部教授。東京外国語大学外国語学部スペイン語学科卒業、筑波大学大学院歴史・人類学研究科博士課程単位取得退学。ラテンアメリカ植民地期の社会文化史
大久保教宏[オオクボノリヒロ]
慶應義塾大学法学部教授。東京外国語大学外国語学部スペイン語学科卒業、同大学院地域研究研究科修士課程修了、東京大学大学院人文科学研究科修士課程修了、同大学院人文社会系研究科博士課程単位取得退学。宗教学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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