慶應義塾大学産業研究所選書 戦後労働史研究
金杉秀信オーラルヒストリー―戦後労働史研究

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  • サイズ B6判/ページ数 365p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784766417159
  • NDC分類 366.621
  • Cコード C3036

内容説明

石川島労組・全造船での民主化運動、全造船脱退と造船重機労連への結集、そして佐世保闘争―。戦後、産業構造や労使関係が大きく変化するなかで、「組合民主化運動」はどう展開されたのか。造船労働運動のリーダーとして活躍した著者による、半世紀の記憶。

目次

第1章 戦前の石川島の様子と労働運動に入るきっかけ(昭和二十年代前半を中心に)
第2章 造船労働運動内部での二つの流れ(昭和二十一年から三十年ごろ)
第3章 石川島労組と全造船の民主化をめざした活動(昭和三十年代を中心に)
第4章 全造船脱退と造船重機労連への結集(昭和四十年代を中心に)
第5章 造船不況と佐世保闘争(昭和五十年代を中心に)
第6章 労働戦線統一と労働運動の今日的課題

著者等紹介

金杉秀信[カナスギヒデノブ]
1925年東京生まれ。1939年石川島造船所入社、48年石川島労組専従役員、49年全造船本部役員、71年全造船石川島分会執行委員長、72年石川島播磨労組中央執行委員長、78年造船重機労連書記長、80年同中央執行委員長、84年同顧問、88年全国労組生産性会議議長、93年アジア連帯委員会会長などを歴任。この間、1949年全造船民主化連盟結成に関わり、56年労働組合第二次生産性視察団団員として渡米、そして78年からの佐世保闘争を指導するなど、戦後造船産業の労働運動において重要な役割を果たす

伊藤隆[イトウタカシ]
東京大学名誉教授。1958年東京大学文学部国史学科卒業、61年東京大学大学院人文科学研究科国史学専攻修士課程修了、81年東京大学文学部教授、93年東京大学名誉教授、97年政策研究大学院大学政策情報研究センター教授、2005年同大学リサーチ・フェロー(2008年退職)

梅崎修[ウメザキオサム]
法政大学キャリアデザイン学部准教授。1995年神奈川大学経済学部経済学科卒業、2000年大阪大学大学院経済学研究科博士後期課程修了(経済学博士)、同年政策研究大学院大学オーラル政策研究プロジェクト研究員、2003年法政大学キャリアデザイン学部専任講師、2007年より現職

黒澤博道[クロサワヒロミチ]
神奈川大学法学研究所客員研究員。1935年生まれ。神奈川大学法経学部卒業、中央大学専攻科(法学)修了、慶應義塾大学文学部中退。1962年から81年まで民社党本部勤務。その後財団法人富士社会教育センター常務理事、同財団教育総合研究所事務局長、副理事長、富士政治大学校副学長を経て2008年より現職

南雲智映[ナグモチアキ]
財団法人連合総合生活開発研究所研究員・慶應義塾大学産業研究所研究員。2000年立教大学経済学部経済学科卒業、2005年慶應義塾大学大学院商学研究科後期博士課程単位取得退学、同年慶應義塾大学産業研究所(有期)専任講師、2008年より現職(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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