内容説明
今は遠く懐かしい、東京下町日本橋の賑わい。本書はこの地に生まれ育った著者が、時代とともに姿を変えた街の姿を、愛情深い思い出とともに綴るエッセイ。日本橋散策のための最良の一冊。
目次
お堀端の町への衝撃―東京駅から八重洲一丁目に
泉鏡花の世界―呉服橋・一石橋
表大通りのドラマ今昔(その一)―日本橋一・二丁目
粋な街角・文化の香り―表大通りのドラマ今昔(その二)
魚河岸模様―室町一丁目付近(その一)
食文化の街並み―室町一丁目付近(その二)
創業の茨道―室町二・三丁目
薬種問屋の街―本町通り
大伝馬町一丁目木綿店の街―本町通りの賑わい
堀留町一丁目―思いは遠く堀留の町々〔ほか〕
著者等紹介
白石孝[シライシタカシ]
1921年東京日本橋堀留の織物問屋に生まれる。1943年慶應義塾大学経済学部卒業。1958年同大学商学部教授、1965年慶應義塾常任理事、1975年同大学商学部長などを歴任。1984年杏林大学社会科学部長。1960年経済学博士。現在慶應義塾大学名誉教授、杏林大学名誉教授。専攻は国際経済学・通商産業政策史、近年は生まれ育った日本橋界隈の商業史研究をライフワークとする(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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