内容説明
インテリジェンスとは、我々が利益を守り、増進するための「判断や行動に直結する知識」として創造されるものです。情報が氾濫し、利益が競合する社会においては、自らの利益を「自覚」した者だけが、「インテリジェンス・サイクル」を回転させ、利益を「実現」することができるのです。本書は、インテリジェンスの本質を解き明かし、国家安全保障とビジネスの双方を視野に入れた情報活用の新しい理論と実践方法を提示します。
目次
第1部 インテリジェンスとは何か(インテリジェンスの定義;インテリジェンス・サイクルとは何か;定義とサイクルから導かれるもの)
第2部 インテリジェンスの創造と管理(インテリジェンス体制の構築;リクワイアメントの伝達;カスタマーと情報サイドの関係;インドメーションの収集;インドメーションの分析;インテリジェンスの事後評価;インテリジェンスの管理;人材の育成)
第3部 インテリジェンスの活用(国家安全保障とインテリジェンス・コミュニティー;ビジネスとインテリジェンス)
第4部 インテリジェンスの新しい流れ(新しいインテリジェンス・サイクルの構築;新しいインテリジェンス・コミュニティーの構築;ネットワークの導入)
著者等紹介
北岡元[キタオカハジメ]
1956年東京都生まれ。1979年東京大学法学部卒業。外務省入省、欧亜局(現欧州局)西欧第二課。1980年外務省在外上級研究員(英国留学)。1982年在英国日本国大使館。1984年オックスフォード大学国際関係論修士取得(M.Litt. in International Relations)。外務省経済局国際経済第一課。1987年外務省中近東アフリカ局(現中東アフリカ局)中近東第一課、課長補佐。1989年外務省欧亜局(現欧州局)西欧第二課、首席事務官(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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