読むと書く―井筒俊彦エッセイ集

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  • サイズ A5判/ページ数 626,/高さ 20cm
  • 商品コード 9784766416633
  • NDC分類 914.6
  • Cコード C0000

内容説明

初期のイスラーム研究、世界の言語、生い立ちや豊かな交流関係について綴った1939~1990年までの著作集未収録エッセイ70篇を収録。井筒俊彦入門に最適の一冊。

目次

第1章 回教学の黎明
第2章 言葉と「コトバ」
第3章 「詩」と哲学
第4章 推薦文とアンケート
第5章 先行者と同時代
第6章 追悼と追憶
第7章 遍歴と回想

著者等紹介

井筒俊彦[イズツトシヒコ]
1914年、東京都生まれ。1931年、慶應義塾大学経済学部予科に入学。のち、西脇順三郎が教鞭をとる英文科へ転進。1937年、同大学文学部英文科助手、1950年、同大学文学部助教授を経て、1954年、同大学文学部教授に就任。1969年、カナダのマギル大学の教授、1975年、イラン王立哲学研究所教授を歴任。1979年、イラン革命のためテヘランを去り、その後は研究の場を日本に移した。1982年、日本学士院会員。同年、毎日出版文化賞、朝日賞受賞。1993年没

若松英輔[ワカマツエイスケ]
1968年、新潟県生まれ。慶應義塾大学文学部仏文学科卒。『越知保夫とその時代』で第14回三田文学新人賞評論部門当選。2009年より、三田文学に「井筒俊彦―存在と神秘の形而上学」を連載中(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Gotoran

42
本書は、世界に冠たるイスラム学者であり言語学者でもある井筒俊彦氏のエッセイ集。全集未収録エッセイ70編が収録されていると云う。イスラーム研究から世界の言語、宗教、文学そして自身の生い立ちや交流関係まで、即ち若き日の知的彷徨、師友との邂逅と別れ、世界的な学者らとの知的交歓等々が、濃密ながらも簡潔で瑞々しい文章で語り尽くされていく。井筒氏に精通している編者若松英輔氏の巻末“詩と哲学の間ー井筒俊彦の境涯”も読み応えがあった。貴重な読書体験であった。井筒作品と若松作品は今後も読んでゆきたい。2018/11/18

roughfractus02

8
「読む」とは室内で文字を辿る行為ではない。砂漠の民のように遠い砂塵の微細な変化に風の流れを察知するコトだ。「書く」とは思うことを文字にする行為ではない。神の啓示を受ける預言者のように書くにつれて生起する意味自身を展開させるコトだ。「読む」と「書く」は、異なる者と対峙し交流する出来事である。R・バルトの「自動詞で書く」なる概念を著者は書物から砂漠に解放する。本書は著名な人達との交流も描くが、そこには知的影響などではなく、異なる者同士の触発が起こっている。真言の僧達を前にした高野山の講義は、その様子を物語る。2021/01/28

KAZOO

6
副題にはエッセイと書いてありますが、どうしてどうして評論集に近い感じがします。著作集に入っていないものを集めたということですが、読みごたえがあり、コーランあるいはイスラム文明についてのこの著者の成果は我が国の第一人者であるということを改めて認識させてくれます。この著者の手に入りやすい本は岩波や中公の文庫にありますが、最初にこれを手にとってもいいですね。2013/03/18

tekesuta

3
イスラームはもちろん、真言密教の話や、文学論、語学の話など、改めて幅広い内容に驚く。その核は人間のコトバと意識の問題なのであるが、こうした研究の仕方を目の当たりにすると、専門性というのが必ずしもいいばかりではなくて、時に断片化されて物事がかえってわからなくなることがあるかもなあ、という思いがした。 2013/03/28

koala-n

2
語学の天才で、イスラーム哲学の世界的な研究者である著者のエッセイ集。エッセイといってもこの巨匠の書いたものである、一編一編が並みの論文よりもよほどヘビーで大変読みでがある。特に前半に収録されているイスラーム関係の諸エッセイは、こちらにほとんどイスラームの知識が無いというのもあるが、それにしても高度で読み進めるのに苦労させられる。しかし、その苦労に倍するだけの内容を持っているように思われるし、なにより読む者に感興を与えてくれる。後半の師と友人を追憶した文章もこの哲学者の人柄を偲ばせるもので、好ましく感じた。2014/01/02

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