出版社内容情報
460年の歴史を誇るザクセンのオーケストラ、シュターツカペレ・ドレスデン、そのドラマトゥルクだった著者が、劇場所有の豊富な資料をもとに、16世紀から21世紀までの壮大な楽団史をまとめあげる。ヨーロッパ音楽界のそうそうたる面々が続々登場。
内容説明
シュッツ、ウェーバー、ワーグナー、R.シュトラウス、ブッシュ、ベーム、ケンペ、スウィトナー、ザンデルリンク、ブロムシュテット、シノーポリ、ハイティンク。16世紀から21世紀にかけて歴代の才能あふれる音楽家たちとともに鳴り響く楽団460年史の壮大なシンフォニー。
目次
オーケストラが鳴る前に
『最初の調べ』
カペレとその楽長たち(間奏をはさんだ主題と変奏;ヨハン・ヴァルターからハインリヒ・シュッツまで;ジョヴァンニ・アンドレア・ボンテンピからアントニオ・ロッティまで;ハッセの時代;ヨハン・ゴットリープ・ナウマンからカール・マリア・フォン・ウェーバーまで;リヒャルト・ワーグナー;カール・ゴットリープ・ライスィガーからフランツ・ヴュルナーまで;エルンスト・フォン・シューフ;ヘルマン・クッチュバッハからジークフリート・クルツまでの系譜;フリッツ・ブッシュ ほか)
著者等紹介
シュタインドルフ,エーバーハルト[シュタインドルフ,エーバーハルト][Steindorf,Eberhard]
1938年、ツヴィカウ生まれ。ドレスデンで教会音楽、ライプツィヒで音楽学を専攻。ルターの生地アイスレーベンおよびケムニッツの劇場所属のドラマトゥルクになる。1969年より、シュターツカペレ・ドレスデンのコンサート担当客員ドラマトゥルクとなり、1971年から2004年まで、ドレスデン国立歌劇場・ザクセン州立歌劇場でシュターツカペレ・ドレスデンのコンサート・マネージャーを務める。首席指揮者ジュゼッペ・シノーポリとベルナルト・ハイティンクを補佐。シュターツカペレ・ドレスデンに関する編著書が多数ある。新聞・雑誌記事、コンサート・プログラム、CD解説書も執筆。勇退後の現在は、ヘンスラー社のCDレーベル「プロフィール(Profil)」のエディツィオーン・シュターツカペレ・ドレスデン(Edition Staatskapelle Dresden)の企画編集に携わるかたわら、19世紀における「ドレスデン王立楽団の演奏会活動」に関する研究を続ける
識名章喜[シキナアキヨシ]
1956年、東京都生まれ。慶應義塾大学商学部教授。1984年、東京大学大学院人文科学研究科博士課程単位取得退学(ドイツ文学)。慶應義塾大学商学部助手、助教授を経て、2000年より現職(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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NyanNyanShinji