出版社内容情報
年金制度改革に向け積極的賦課方式支持論を展開しつつ、社会保障の拡充と経済成長論とを結びつけた第2次ケインズ革命を提唱し、近年の社会保障政策の転換を予見した快著の第2版。第27回（2004年度）労働関係図書優秀賞を受賞した初版に、著者が委員を務めた社会保障国民会議での議論や、今日の経済危機を踏まえた追補を加筆。
内容説明
世代間対立を超え新たな社会像を提示。第２７回労働関係図書優秀賞受賞。
目次
１ 年金改革論（年金改革論議の政治経済学―厚生労働省『年金改革の骨格に関する方向性と論点』を読んで；年金改革と社会保障改革の考え方―『基本方針２００３』を踏まえて）
２ 積極的社会保障政策論（積極的社会保障政策と日本の歴史の転換；先進諸国の家族政策と学歴別出産タイミング―家計パネルデータによるイギリス、オランダ、ドイツ、スウェーデンの４カ国比較）
３ 財源調達論と日本の納税者意識（社会保障の財源調達と消費税―民主主義を統治しうる市民が育っていない日本；国税と社会保険料の財源調達力）
著者等紹介
権丈善一［ケンジョウヨシカズ］
慶應義塾大学商学部教授（２００２年４月～）、博士（商学、慶應義塾大学）。１９６２年福岡県生まれ。１９８５年慶應義塾大学商学部卒業、１９９０年慶應義塾大学大学院商学研究科博士課程修了。嘉悦女子短期大学専任講師、慶應義塾大学商学部助手、同助教授を経て、２００２年慶應義塾大学商学部教授。『年金改革と積極的社会保障政策―再分配政策の政治経済学２』で２００４年第２７回労働関係図書優秀賞受賞
権丈英子［ケンジョウエイコ］
亜細亜大学経済学部准教授（２００５年４月～）、アムステルダム大学経済学博士。１９６７年秋田県生まれ。１９８９年慶應義塾大学商学部卒業、１９９５年慶應義塾大学大学院商学研究科博士課程修了。東北女子短期大学専任講師、嘉悦女子短期大学専任講師、アムステルダム大学助手、研究員を経て、２００５年亜細亜大学経済学部准教授（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
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悠木
