内容説明
言語の創造力と多様性を、西洋をはじめとする精神史において、具体的で包括的な仕方で考察し、本質的・歴史的な相のもとに明らかにしていく、慶應義塾大学言語文化研究所、第4回公募研究「精神史における言語の創造力と多様性」の研究成果。
目次
言語で創造する哲学―古代ギリシアにおける精神の展開
Catastrophe and Creativity―Fifth‐Century Christian Literary Responses to the Invasion of Gaul
Cultural Change and Cultural Continuity―Towards an Increasingly Multicultural Later Roman Empire
翻訳と文化間関係―シリア語とその周辺から
イスマーイール派の文字論―スィジスターニーの『誇りの書』より「七つの高次の文字の認識について」邦訳
Ratioの位相序論
言葉が語り出されるとき(3)
Language Design in Minimalism―A Case Study of (Anti‐)C‐Command Requirements
論理の言語と言語の論理
著者等紹介
納富信留[ノウトミノブル]
1965年生まれ。ケンブリッジ大学古典学部博士課程修了。Ph.D.現在、慶應義塾大学文学部准教授。専攻は、西洋古代哲学・古典学
岩波敦子[イワナミアツコ]
1962年生まれ。ベルリン自由大学大学院博士課程修了。Dr.phil.現在、慶應義塾大学理工学部准教授。専攻は、ヨーロッパ招中世史、概念史、史料学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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