内容説明
いかなる思いを胸に秘め、彼らは過激化していったのか。加波山事件、飯田事件など各地で勃発した自由民権運動史上における激化事件を丹念に追い、急進派の実像と政治思想を明らかにする。
目次
第1章 急進的自由民権論者の政治思想
第2章 村松愛蔵―飯田事件を中心に
第3章 広瀬重雄―静岡事件を中心に
第4章 富松正安―加波山事件を中心に
第5章 有罪確定後の加波山事件関係者
第6章 自由民権家の出獄と公権回復―大阪事件関係者の場合
第7章 第一回衆議院議員選挙と大井憲太郎
付録 明治憲法発布の大赦令関係資料
著者等紹介
寺崎修[テラサキオサム]
慶應義塾大学法学部教授。専攻は日本政治史、日本政治思想史。1945年生まれ。慶應義塾大学大学院法学研究科修士課程修了。法学博士(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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