叢書21 COE-CCC多文化世界における市民意識の動態
多文化多世代交差世界における市民意識の形成

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  • サイズ A5判/ページ数 289p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784766414646
  • NDC分類 362.06
  • Cコード C3336

内容説明

多文化と多世代が交錯する現代社会を、世代と社会化の概念を軸に多角的に分析し、戦後日本の市民社会を摘出する気鋭の社会学論集。

目次

総論 多文化交差世界と市民意識
第1部 世代と社会化(“世代”の社会学的考察―“世代”の条件とその表象の変質;ユースカルチャーと時間―レトロスペクティブな若者文化の位相;再社会科とジェネラティビティ―向老世代のライフストーリーから)
第2部 社会化の場の変容―家族と教育の現代(IT型コミュニケーションと拡散的核家族―情報化と家族の変化のなかの社会化;不登校事例にみる親子関係の変容プロセス―親子のライフヒストリーの比較から;現代大学生の進学動機と職業観―ゆらぐ青年期とキャリアデザイン)
第3部 国際移動と社会化(「文化移民」―文化的活動をめぐる若者の国際移動;国際移動と再社会化―中国における日本人女性移住者の意識調査)
第4部 市民社会の時間・空間(松田道雄における転向と戦争経験―戦後市民主義の歴史的契機として;多文化・高齢社会におけるソーシャル・キャピタルの醸成と健康なまちづくり;まちづくりと市民意識―街並みをめぐる「公共性」の諸相)

著者等紹介

渡辺秀樹[ワタナベヒデキ]
慶應義塾大学文学部教授。1948年生まれ。東京大学大学院教育学研究科博士課程単位取得退学

有末賢[アリスエケン]
慶應義塾大学法学部教授。1953年生まれ。慶應義塾大学大学院社会学研究科博士課程修了。博士(社会学)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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壱萬弐仟縁

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図書館から借りた。健康なまちづくり(p.246)に目が留まる。住民が健康でなければ、健康なまちはつくれない。そして、つながりや合意の重要性も説かれている。同感である。著者は、私が当時在籍していた慶應通信の社会学のご専門の有末教授でもある。『三色旗』での卒論指導についても、非常に勉強させていただいた。2012/04/11

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