内容説明
“自由”の概念はどのように変遷・定着したか?古代ギリシア、中世ローマ教会、ルネサンス諸都市、議会による君主への抵抗理論が生まれた17世紀イングランドまで、英米の第一人者が再検討を行った画期的論考。
目次
第1章 西洋のパラドックス
第2章 自由とギリシア人
第3章 自由と中世の教会
第4章 中世都市における自由
第5章 議会および全国身分制会議
第6章 1200年から1600年におけるイングランドのコモン・ローのもとでの個人の自由
第7章 ルネサンスと宗教改革における自由
第8章 王権と抵抗
第9章 16世紀とそれ以降の議会
著者等紹介
鷲見誠一[スミセイイチ]
慶應義塾大学名誉教授。1968年、慶應義塾大学大学院法学研究科博士課程単位取得退学。専門分野、ヨーロッパ政治思想
田上雅徳[タノウエマサナル]
慶應義塾大学准教授。1997年、慶應義塾大学大学院法学研究科博士課程単位取得退学。専門、ヨーロッパ政治思想史(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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