出版社内容情報
組織内で起こる不正予防のための心理学を使った新しい分析と教育方法を提示する注目の書。組織の倫理教育、倫理基準作りに役立つテキスト。企業だけでなく、学校、官公庁、病院、マスコミなど、非営利的側面の強い組織の倫理教育にも使える、新しい教育方法を提示する。
内容説明
頻発する組織不祥事を防ぐ処方箋!倫理性が高く、活力ある組織づくりのための倫理教育プログラムを、心理学を使った新しい企業倫理学が提示する。
目次
序―組織倫理への心理学的アプローチ
理論編(組織倫理とコミュニケーション)
ケーススタディ編(組織不祥事の心理―テレビ局の事例から;危機管理とマスメディア対応;医療現場のクライシス・コミュニケーション)
教育方法論編(倫理意識向上のための倫理教育プログラムの開発;倫理教育とオートポイエーシス)
著者等紹介
蘭千壽[アララギチトシ]
1979年、九州大学大学院教育学研究科博士課程(教育心理学)修了。教育学博士。千葉大学教育学部教授。専門は、教育心理学と社会心理学。オートポイエーシス論と教育の接続に関心がある
河野哲也[コウノテツヤ]
1993年、慶應義塾大学大学院後期博士課程(哲学)修了。博士(哲学)。玉川大学文学部准教授。専門は、哲学と倫理学(組織倫理・科学技術論)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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中川采美
5
これも、高志塾課題対策のために読んだ本。ちょっと、、何が言いたかったのかわからなかった…私の読解力のなさが問題?ですが、課題は無事に仕上がり期日に間に合いましためでたしめでたし。2016/06/22
たろう
5
章ごとに執筆者がいるので話が飛んでついていきずらかった。5章6章は倫理意識向上のためのプログラム開発なのでパラパラと。不正を行う心理より、失敗をした時不正をしないためにどうするか、により焦点が当てられたように感じる。2012/02/10
なおゆき
0
修士論文用の先行研究文献として2015/05/20
akanishi
0
最近どうもこの系統の著作を読むことが多くなりました。さて、個人の倫理意識を高めることは必要なのだが、組織としての不正はむしろマジメな人が起こすのだ、とそういうことが書かれています。2011/12/21