雷文化論

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  • サイズ B6判/ページ数 245,/高さ 19cm
  • 商品コード 9784766413595
  • NDC分類 451.77
  • Cコード C0025

内容説明

世界の文化は雷をどう意味づけているのか?人間と雷の多様なかかわりを探る、「畏れ」と「恵み」という雷の文化的側面に着目した刺激的な「雷入門」書。

目次

雷文化論への試み
日本古典文学の中の雷―軍記物語を中心に
中国における雷のイメージの変遷
ヤハウェ―オリエントの雷親父
イスラムと雷―ムスリム・アラブの雷観
ゼウスと雷とオリュムポス山
制御された雷―畏怖の対象としての雷から音楽・舞台表象としての雷への変貌
フランス文学における雷―ヴィクトル・ユゴーと雷の詩学
電気、あるいは生命の火花―十八世紀欧米における雷観
描かれた雷・撮られた雷―イギリス気象学の発達と絵画
一方で聖バルバラ、もう一方でチャンゴ―キューバ混血文化の象徴となった雷の神
地理から読み取る「雷」
庄内地域の雷文化と人々―冬季雷の里

著者等紹介

妹尾堅一郎[セノオケンイチロウ]
1953年生まれ。慶應義塾大学経済学部卒業。英国国立ランカスター大学経営大学院博士課程満期退学。慶應義塾大学大学院政策・メディア研究科教授等を経て、東京大学先端科学技術研究センター特任教授(知財マネジメントスクール校長役)。研究領域は問題月・構想学、知財マネジメント/技術経営等、実践領域は先端人財育成、産学連携・学術事業プロデュース等(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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千尋

3
世界の雷に関する歴史や伝説等を様々な分野で検証している論文集**雷は宗教と密接な関係があって、読んでいて面白いと思いました**ちなみに私は菅原道真の御霊信仰、キューバの聖バルバラとチャンゴーの論文がとても興味深く思いました**2011/04/07

Yoshihiko Nakade

1
図書館の紹介コーナーにあったので読んでみた。 鶴岡市での講座をまとめたものらしいが、世界各地での「雷」と信仰、文化などとの関わりが書かれている。 同じ東アジアでも日本と中国では「雷」の位置づけがかなり違っていたり、雷=電気とフランケンシュタインとの意外な関わり?や「夏季雷」のメッカ?関東平野での「雷」に関する神社のまつられ方など、興味深い内容でとてもおもしろかった。 この本を読んでから聞く、見る「雷」がなんだか違うのは気のせいか? 2012/12/20

lo_resort

0
「色々な文化において、雷はどのようにとらえているのか」というトピックについての論文集。イスラーム圏での雷観が印象的でした。2010/11/03

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