環境制約と経済の再生産―古典派経済学的接近

環境制約と経済の再生産―古典派経済学的接近

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  • サイズ A5判/ページ数 341p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784766413571
  • NDC分類 519
  • Cコード C3033

出版社内容情報

環境経済問題に関する最高峰の理論書。国際社会共通の課題たる環境問題に対し、具体的な政策示唆に富む世界最高水準の理論経済研究の成果。International Economic Reviewをはじめ海外学術誌で発表された諸論文をもとに再構成。

内容説明

「負の価値」を持つ財(bads)の存在を明示的に取り込んだ経済モデルを精緻な理論展開で構築。環境保全と経済成長をいかに両立させるか、今世紀最大の地球的課題に対し、「古典派的接近」により確固とした示唆を与える理論書。

目次

第1章 全体への準備―長期競争均衡の基礎モデル
第2章 長期競争均衡と賃金・利潤率曲線
第3章 結合生産体系での長期競争均衡
第4章 長期競争均衡における価格と価値
第5章 長期競争均衡と利潤率均等化―古典派の収束定理
第6章 環境制約と経済成長(1)課税政策と排出権売買政策
第7章 環境制約と経済成長(2)排出権売買政策と排出税政策のもたらす非対称的効果について
第8章 環境制約と経済成長(3)非排出者の排出権購入の経済効果について
第9章 長期競争均衡と廃棄物
第10章 廃棄物と最終処分場
第11章 古典派モデルの廃棄物問題への応用―ASRの経済分析

著者等紹介

細田衛士[ホソダエイジ]
慶應義塾大学経済学部教授。1977年慶應義塾大学経済学部卒業、80年同経済学部助手、82年同大学院経済学研究科博士課程単位取得退学、87年同大学経済学部助教授を経て、94年より現職(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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