ファウスト 神話と音楽

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  • サイズ A5判/ページ数 238,/高さ 22cm
  • 商品コード 9784766413373
  • NDC分類 766.1
  • Cコード C0073

出版社内容情報

ファウスト神話の原型、その音楽世界に到達するまでの道のりを明らかにするとともに、その発展に本質的な貢献をした、ロマン派オペラから最近の音楽までさまざまな形態の音楽劇が検証される。ゲーテファン、およびドイツオペラファン必読の書。

内容説明

ファウスト神話の原型、その音楽世界に到達するまでの道のりを明らかにするとともに、その発展に本質的な貢献をした音楽劇作品を紹介する。

目次

第1章 近代の神話
第2章 ルイ・シュポアのオペラ『ファウスト』
第3章 詩人と音楽 ゲーテ
第4章 音楽劇 ゲーテの『ファウスト』
第5章 『ゲーテの“ファウスト”からの情景』ロベルト・シューマン
第6章 ヨーロッパ・ロマン派におけるファウスト エクトール・ベルリオーズ
第7章 ゲーテという巨木の陰で
第8章 ヨーハン・ファウスト博士への回帰

著者等紹介

クロイツァー,ハンス・ヨアヒム[クロイツァー,ハンスヨアヒム][Kreutzer,Hans Joachim]
1935年生まれ。ドイツ・レーゲンスブルク大学名誉教授・哲学博士。ヨーロッパ、アメリカ、アジアなどの海外の大学でも講義やセミナー、講演会等を行う。特にドイツ・ロマン派文学を代表する作家ハインリヒ・フォン・クライスト協会の会長を長年務め(現在は名誉会長)、『クライスト年鑑Kleist‐Jahrbuch』の編集・刊行を行うとともに、戦後中断していた「クライスト賞Kleist‐Preis」(ブレヒトなどが受賞したことで知られる)を復活させたという功績がある。ドイツ文学研究者としての研究成果はもとより、バッハ、ヘンデル、モーツアルト、シューベルトに関する音楽領域での発表論文や講演も多い

石原あえか[イシハラアエカ]
慶應義塾大学商学部准教授。主な研究領域は近世ドイツ文学、特にゲーテ研究。ゲーテの後期長編小説と近代天文学の関係を論じた学位請求論文Makarie und das Weltall.Astronomie in Goethes “Wanderjahren”(K¨oln/Weimar,1998)で、ドイツ・ケルン大学より哲学博士号(Dr.phil.)取得。2005年、ゲーテと近代科学に関する研究成果に対してドイツ学術交流会(DAAD)より、若手独語独文学研究者のためのグリム兄弟奨励賞(Jacob‐und‐Wilhem‐Grimm‐F¨orderpreis)受賞。2006年、第3回日本独文学会賞(ドイツ語論文部門)受賞。2007年、第3回日本学術興会賞および日本学士院学術奨励賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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