内容説明
モンゴル高原に源を発した遊牧民の盛衰の足跡を辿る。イラン革命、ソ連の崩壊を経て、交流や連帯を深める広大無辺な民族の行方を占う。
目次
序章 イスタンブルに民族の問題を見る
第1章 トルコ民族とは何か
第2章 ペルシア=イスラーム世界への道
第3章 東方キリスト教世界のトルコ化
第4章 未完のトルキスタン国家
第5章 アゼルバイジャン二つの顔
第6章 変転するトルコ人の民族意識
終章 灰色の狼はよみがえるのか
著者等紹介
坂本勉[サカモトツトム]
1945年山梨県に生まれる。1975年慶應義塾大学大学院文学研究科博士課程修了。慶應義塾大学文学部教授。専攻は近代イスラーム社会史・経済史、トルコ民族史(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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