セイヴィング キャピタリズム

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セイヴィング キャピタリズム

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  • サイズ A5判/ページ数 473p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784766411683
  • NDC分類 332.06
  • Cコード C0033

内容説明

バングラデシュを永遠の貧困に、あるいはアメリカを永遠の繁栄に運命づける経済の鉄則など存在しない。20世紀初頭には活気のある開放的な金融市場が広範な繁栄を創造したが、その後、大恐慌の間に「大反動」が到来した。市場とは何をするものなのか、誰が利益を得るのか、そして本当は誰が市場を制限ないし閉鎖したいと欲しているのかについて、より深く理解されない限り、それはまた起こりうるし、起こるであろう。本書は、右派だ左派だといった伝統的なイデオロギー的議論を打破して、新しい理解の枠組みを示し、生産性に優れた資本主義の可能性を広めるものである。

目次

第1部 自由な金融市場の利益(金融は金持ちだけに利益をもたらすのか;シャイロックの変身 ほか)
第2部 金融市場はどのようなときに発展するのか(政府をどう手なずけるか;金融の発展に対する障害 ほか)
第3部 大反動(戦間期の大反動;なぜ市場は抑圧されたのか ほか)
第4部 市場を政治的にもっと頑健にするにはどうしたらよいか(今後の課題;資本家から資本主義を救う)

著者等紹介

ラジャン,ラグラム[ラジャン,ラグラム][Rajan,Raghuram G.]
国際通貨基金(IMF)経済顧問兼調査局長。元シカゴ大学ビジネススクール教授。専門は銀行論、金融システム論など。アメリカ金融学会理事、American Economic Review誌共同編集者、全米経済研究所の企業会計プログラムディレクターなどを歴任

ラジャン,ラグラム[ラジャン,ラグラム][Zingales,Luigi]
シカゴ大学ビジネススクール教授。専門はコーポレートガバナンス論など。欧州コーポレートガバナンス会議の創立者の一人であり、全米経済研究所上級研究員、経済政策研究所の研究員などを歴任

堀内昭義[ホリウチアキヨシ]
中央大学総合政策学部教授。1967年東京大学経済学部卒業、73年同大学院経済学研究科博士課程修了、同年横浜国立大学経済学部助教授、78年一橋大学経済研究所助教授、84年東京大学経済学部助教授、86年同教授、2003年より現職

アブレウ聖子[アブレウセイコ]
オウル大学経済経営学部客員研究員。1996年明治学院大学経済学部卒業、98年横浜国立大学大学院経済学研究科修士課程修了、2002年横浜国立大学大学院国際開発研究科博士号(学術)取得、2001年財団法人医療科学研究所研究員、2004年文部科学省科学技術政策研究所研究員、2005年より現職

有岡律子[アリオカリツコ]
福岡大学経済学部助教授。1990年東京大学経済学部卒業後、住友銀行に勤務。97年東京大学大学院経済学研究科修士課程修了。2001年東京大学大学院経済学研究科博士課程単位取得。2001年福岡大学経済学部専任講師、2004年より現職(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

こひた

2
内外の危機を捉え、公平で競争的な市場を維持するには?金融市場へのアクセスと安定的所有権確保。金融革命による万人のための金融デザイン。反対者、政府、既得権。資本家から資本主義を救う。2015/11/21

suzuki hirokazu

1
「不公平な所得分配、貧しい人が直面するあらゆる機会の欠如など、資本主義には枚挙に暇がないほど多くの悪がある。これらはすべて、金融システムが未発達だからこそ生じるといって過言でない。」金融システムをどうやって洗練されたものにするかを、金融の成り立ちから振り返りながら考察。読み応えたっぷり。2014/11/08

arvy_0818

1
資本主義が適切な形で成っていることは非常に重要であり社会の活力となることであるが、資本主義とは脆弱なものである。資本主義は常に競争を伴うが、一度資本主義で成功したもの(いわゆる既得利権)がこれ以上の競争を嫌い、資本主義の敗者と共になって資本主義を攻撃するからだ。これを防ぐための、資本主義が適切な形であるため様々な制度(例えばセーフティネット)が必要となる。資本主義と必要な制度について考える本で、読むのは大変だったけどとてもためになった。

naz

1
自由な金融市場は社会の発展の為に重要であるが、それは極めて脆いものであるという話。金融の成り立ちと発展の歴史を紐解きながら、金融市場はなぜ重要か、それを発展させるにはどうしたらいいのかを考える。市場を抑圧しようとする人々。競争の勝者は自由な競争を阻害することによって自身の立場を護ろうとし、逆に競争に敗れた人は保護貿易的な介入を求める。これら両側からの圧力から市場を意識的に護らないと、市場は直ぐに機能しなくなる。内容は良かったが、文章が堅くてボリュームもあるので読むのは結構大変でした。2009/05/08

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