内容説明
「オタク」化した専門知も、見せかけの学際性も吹っ飛ばす、「記号論」の領域横断的なパワーが炸裂。
目次
1 流体生命論(流体生命論に向けて―野口三千三『原初生命体としての人間』を手がかりに;「キレイ」が地球を破壊する―原初生命体からの視点;時代の曲り角に怪物が立つ―野口体操と舞踊的身体;液状世界論―流体/身体/文化;記号論的生物像―生物主体の三項構造;ミミズのように生きること;記憶、身体配列;「ものわすれ」はどのようにしておこるか―その認知的特質;鶏と人間―概念の変異)
2 記号論の諸層(政党の政治コミュニケーションの訴求力―ポスター広告「カイ党宣言、自民党」をめぐって;論証の装置としてのステレオタイプ―フランス新聞における日本のモードの表象を通して)