日本の経済外交と中国

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  • サイズ A5判/ページ数 285,/高さ 22cm
  • 商品コード 9784766411188
  • NDC分類 333.6
  • Cコード C3031

内容説明

日本の経済外交はどういう性格を有したのか。とりわけ中国に向けたそれはいかにして経済援助中心のものから経済制裁の要素をも取り入れたものへと変貌したのか。果たしてより有効なのは経済援助か、それとも経済制裁か。

目次

第1章 日本経済外交への分析視角―経済援助・経済制裁・日本型経済外交(経済外交をめぐる諸概念;日本型経済外交とは;日本型経済外交の政策過程)
第2章 中国の改革・開放と大平内閣による経済外交の始動(日中経済関係と経済的交換;大平内閣による対中経済外交の始動;第二次プラント・キャンセル事件と経済外交の揺れ)
第3章 相互依存の深化と中曽根・竹下内閣の経済外交拡大(中曽根内閣と経済外交の政治;竹下内閣と大平型経済手法への回帰)
第4章 天安門事件と宇野・海部内閣の経済制裁と制裁解除(天安門事件と経済制裁の採用;ヒューストン・サミットと経済制裁の解除)
第5章 中国核実験と村山・橋本内閣の経済制裁と制裁解除(村山内閣の無償援助凍結と表現的行為;中国の核実験停止と経済制裁解除への道程)

著者等紹介

徐承元[ソウスンウォン]
関東学院大学法学部法政策学科助教授。1966年、韓国・礼山生まれ。慶応義塾大学大学院法学研究科後期博士課程修了(法学博士)。高麗大学BK21東アジア教育研究団博士後研究員(2000年度)、高麗大学亜細亜問題研究所研究助教授(2001年度)を経て、2002年度より現職
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