解はひとつではない―グローバリゼーションを超えて

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  • サイズ A5判/ページ数 361,/高さ 21cm
  • 商品コード 9784766410761
  • NDC分類 304
  • Cコード C3036

内容説明

アジアの中の日本、イスラム世界と他の文明地域との共存、国境を越える経済活動の進展などのテーマを中心に、政治学、社会学、哲学、文化人類学などの研究者と文化人が一同に会し、「解」を求めるために重ねてきた白熱の討論の記録。

目次

1 K‐FACEフォーラム(2000・7・1)―二十一世紀の文化とグローバリゼーション
2 二十一世紀かながわ円卓会議(2001・2・9~10)―グローバリゼーションと新しい価値観
3 K‐FACEフォーラム(2001・11・10)―共生へのヒント 儒教文化とグローバリゼーション
4 二十一世紀かながわ円卓会議(2002・2・1~2)―グローバリゼーションの進展と市民社会の役割
5 K‐FACEフォーラム(2002・9・14)―アジア文化のアイデンティティ グローバル化時代の日韓中
6 二十一世紀かながわ円卓会議(2003・3・7~8)―グローバリゼーションのゆくえと日本

著者等紹介

福原義春[フクハラヨシハル]
資生堂名誉会長。1931年、東京生まれ。慶応義塾大学経済学部卒業、資生堂入社。社長・会長を歴任後、2001年より現職。かながわ学術研究交流財団理事長、内閣府男女共同参画会議議員、東京芸術大学理事、企業メセナ協議会会長兼理事長、東京都写真美術館館長ほか、公職多数

樺山紘一[カバヤマコウイチ]
国立西洋美術館長。1941年、東京生まれ。専門は西洋中世史、西洋文化史。東京大学文学部卒業、同大学院修士課程修了。京都大学助手、東京大学助教授・教授を歴任。2001年7月より現職
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感想・レビュー

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M

1
本著は2003年の段階で、日本の様々な分野の識者が未来の世界がどう進んでいくのかを議論し、その内容をまとめたのである。読みながらもここに挙げられている問題の多くは現在も未解決の問題ばかりで、グローバル化というのは人間の文明の産物であり、その与える影響が生活に計り知れない部分もある一方で、それを受け止める私たちの意識が追い付いていない、または変化していないことにも問題があるのだと感じさせられた。複雑系といわれる現代の社会に対し、高次元化学という新しい領域が生まれつつあり、その動向には注意を払うべきだろう。2019/05/26

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