内容説明
16年にわたって慶応義塾長をつとめた著者が、その生い立ちから義塾と共に過ごした60年の間に出会ったわが師、わが友、禍と福を繰り返す人生を淡々と綴る。
目次
第1部 わが人生の歩み(下町で遊び回る;わが家の苦境で夜学へ;慶応義塾高等部に学ぶ;学徒動員で戦争へ;妻のすすめで学者の道に ほか)
第2部 わが思索を辿る(中国における民族主義と共産主義;日本にとっての中国;交詢社創立百周年における挨拶;石川忠雄慶応義塾学事顧問に聴く、義塾と歩んだ六〇年)
著者等紹介
石川忠雄[イシカワタダオ]
1922年東京に生まれる。1946年慶応義塾大学経済学部卒業。1955年慶応義塾大学法学部教授。1971年~1977年慶応義塾大学法学部長・大学院法学研究科委員長。1977年慶応義塾長・理事長・大学長に就任。1993年退任。1994年(財)交詢社理事長。1991年文化功労者。1995年勲一等旭日大綬章。2000年文化勲章。専門は中国現代史。衆議院議員選挙区画定審議会会長、大学審議会会長、保健体育審議会会長、青少年問題審議会会長。ほかに、日本私立大学連盟会長・臨時教育審議会会長代理・東京都教育委員会委員長・日中友好21世紀委員会日本側座長などを務める
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