内容説明
いまだ休戦状態が続く朝鮮戦争をめぐる南北両朝鮮国家と米中ソのかかわり、そして東アジアにとどまらず世界政治に与えた影響について、朝鮮半島の内部と国際的側面から多角的に論及する画期的研究。
目次
第1部 戦争の起源と展開(朝鮮人民軍の建軍から対南侵攻へ;「祖国解放戦争」の動員体制 ほか)
第2部 開戦とソ連(朝鮮戦争とソ連―開戦への道;「国際情勢の変化」とスターリン―誤認識と朝鮮戦争の起源)
第3部 休戦交渉とその反響(アメリカと朝鮮戦争―限定戦争、休戦、そして統一問題;中国の朝鮮戦争停戦交渉―問題の収斂と交渉の政治問題化 ほか)
第4部 熱戦・冷戦・核兵器(朝鮮戦争における軍事作戦の諸相;対ソ全面戦争観の束縛―「国家情報予測評価」と朝鮮戦争 ほか)
著者等紹介
赤木完爾[アカギカンジ]
慶応義塾大学法学部教授
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