雇用・利子・収益率とジェラール曲線

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  • サイズ B6判/ページ数 154p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784766409734
  • NDC分類 331.19
  • Cコード C3033

内容説明

本書で紹介する「ジェラール曲線」分析は、雇用、実質利子率、および収益率の関係を表すものであり、企業のリストラや海外進出とそれによる産業の空洞化、失業の増大、さらには政府・日銀の進める構造改革や金融政策など、日本経済の当面する諸問題を一つのフレームワークで説明してくれる。また、そこから導かれる政策的議論は、フランスを対象としたものであるが、デフレからの脱却を模索する日本にも当てはまるものであり、とくに公的部門についての指摘は、きわめて示唆に富んでいる。

目次

第1章 経営者の行動、実質利子率、および収益率(収益率と実質利子率;企業の経営者たちはどのように行動するのか)
第2章 雇用と収益率の理論的関係(収益率‐雇用曲線の作図;曲線の形状;理論の構築;曲線の意味)
第3章 理論の検討(曲線の形状;実質利子率;公的部門の収益率と曲線の形状)
第4章 雇用、金融問題、および財政(雇用、収益率、および金融政策;雇用政策と収益率‐雇用曲線)
第5章 経済構造への影響(ドイツ型資本主義対イギリス・アメリカ型資本主義、問題は金利なのか;実質利子率の上昇はイギリス・アメリカ型資本主義の利点である)

著者等紹介

ジェラール,ジャン=ピエール[ジェラール,ジャンピエール][G´erard,Jean‐Pierre]
元フランス中央銀行金融政策委員会委員、Club des N° 1 Mondiaux Francais `a l’Exportation会長

石橋春男[イシバシハルオ]
昭和42年早稲田大学第一政治経済学部卒業。昭和47年早稲田大学大学院商学研究科博士課程修了。現在、大東文化大学環境創造学部教授

関谷喜三郎[セキヤキサブロウ]
昭和48年日本大学経済学部卒業。昭和53年日本大学大学院商学研究科博士課程修了。現在、日本大学商学部教授

栗田善吉[クリタゼンキチ]
昭和63年大東文化大学経済学部卒業。平成5年大東文化大学大学院経済学研究科博士後期課程修了。現在、(財)運輸調査局調査研究センター主任研究員、大東文化大学非常勤講師
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