内容説明
国家のための教育から人間個々人のための教育へ―明治以来の教育の歴史をたどり、“善さ”を求める人間への信頼に立脚した、教育の理想を説く。
目次
第1部 日本の近代教育の歩み(「学校ノ制」のスタート;国家のための教育か、人間のための教育か? ほか)
第2部 教育体制と人間観の問題(人間が体制に沈む;失われた人間観 ほか)
第3部 教育の構造改革に向かって(「不登校」とは何か;国家における教育の独立 ほか)
第4部 学術と教育(学術的対話の可能性;科学と教育との関わり方 ほか)
著者等紹介
村井実[ムライミノル]
教育学者。慶応義塾大学名誉教授。文学博士。1922年生まれ、広島文理科大学卒業(教育学専攻)。教育思想、教育哲学の研究で知られ、教育哲学会会長、教育課程審議会の委員、第15期日本学術会議会員等として広く社会的活動を行ってきた。現在、日本通信教育学会会長
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