平家物語から浄瑠璃へ―敦盛説話の変容

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  • サイズ A5判/ページ数 289,/高さ 21cm
  • 商品コード 9784766409369
  • NDC分類 913.434
  • Cコード C3093

内容説明

南北朝時代から江戸時代にかけて数多く作られた謡曲や幸若舞曲、説経、古浄瑠璃といった芸能や御伽草子の諸作品における『平家物語』の内容の変化を検証し、その「流動性」に文学と社会との関わりを探る画期的研究。

目次

第1部 平敦盛像の成立と展開(平敦盛説話の成立背景;語り本『平家物語』における敦盛像;謡曲『敦盛』『経盛』『生田敦盛』;幸若舞曲『敦盛』の成立;御伽草子『小敦盛』の背景 ほか)
第2部 『平家物語』から古浄瑠璃へ(『平家物語』『義経記』から幸若舞曲、古浄瑠璃への展開;古浄瑠璃『義経記』と幸若舞曲『静』;幸若舞曲・説経・古浄瑠璃における東下りの道行について;古浄瑠璃『平家物語』の構成と典拠;古浄瑠璃『源平兵者揃』と『木曾物語』 ほか)

著者等紹介

佐谷真木人[サヤマキト]
1962年大阪市生まれ。慶応義塾大学文学部卒業。慶応義塾大学大学院文学研究科国文学専攻博士課程単位取得。文学博士。現在、恵泉女学園大学人文学部日本文化学科専任講師、慶応義塾大学教養研究センター兼任研究員。専攻は中世・近世国文学、古典芸能史
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