内容説明
西南戦争後のインフレから松方デフレを経て起業勃興へ―。変動する明治揺籃期の経済状況をリアルに見据えつつ、天下万事「官」主導の時代に、立国の基礎たる「一身独立」の実業を望んだ福沢諭吉の経済論集。
目次
民情一新
民間経済録
民間経済録二編
通貨論
通貨論(時事新報)
尚商立国論
実業論
著者等紹介
小室正紀[コムロマサミチ]
1949年生まれ。1973年慶応義塾大学経済学部卒業、1978年同大学院経済学研究科博士課程修了。現在、慶応義塾大学経済学部教授、経済学博士。『福沢諭吉書簡集』(全9巻、岩波書店、2001~2003)編集委員
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