脱芸術/脱資本主義論―来るべき“幸福学”のために

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  • サイズ A5判/ページ数 252p/高さ 21cm
  • 商品コード 9784766408232
  • NDC分類 704
  • Cコード C0070

出版社内容情報

近・現代美術への論考を通じ、人々が自発的に共働できる「がんばらなくてもいい社会」の可能性を模索する。

内容説明

がんばらなくてもいい社会にむけて考えたいこと。半プロダクション/半組織/複属/複業/地域通貨/グローカル/再大地化=再身体化/共発/コラボレーション/身体/情報化/ジェンダー/脱アイデンティテイ…。

目次

はじめに―若い人たちへ(「がんばる」という悪徳?;資本主義は本当に終わるのか?;超美学的文化のグローバリゼーション;新たな“幸福学”へ)
第1部 脱芸術/脱資本主義(野村誠、ソロス、地域通貨―脱芸術/脱資本主義をめぐる三つのスケッチ;来るべき“幸福学”へのノート―がんばらなくてもいい社会に向けて;嶋田美子―「女」とは?「日本」とは?「アイデンティティ」とは?;「死」の教室から「生」の教室へ―ボイスとシュタイナーの余白に ほか)
第2部 「芸術の死」から脱芸術へ(アドルノ、ブランショ、グリーンバーグ―批評におけるモダニズムというイデオロギー;コラボレーションの脱資本主義的可能性について―ロシア・アヴァンギャルドを中心に;大竹伸朗―失われた近代を求めて;IDEAL COPY)

著者等紹介

熊倉敬聡[クマクラタカアキ]
1959年生まれ。慶応義塾大学経済学部卒業。パリ第7大学博士課程修了(文学研究専攻)。現在、慶応義塾大学助教授。現代芸術論、フランス文学専攻。著書に『女?日本?美?』(編著、慶応義塾大学出版会、1999年)『脱芸術/脱資本主義』(共著、慶応義塾大学アート・センター、1999年)
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