内容説明
世界はいま、科学技術の爆発的な革新と、知的所有権の大競争時代に突入している。「プロパテント」と呼ばれる知的財産を強化する政策も動き出した。アメリカでは金融商品のアイデアにまでパテントを成立させている。この世界的大競争に、いつまでも日本は無邪気、無関心、無力がいてよいはずがない。本書はKIEP(慶応国際エクステンション・プログラム)の成果をふまえ、日本が知的資産の強国となるための展望と提言を広く世に問うものである。
目次
新産業は独創的な知的財産から
知的ルネサンス時代の知的所有権
1 産業競争力と知的財産
2 ネットワーク・コンテンツの新たな価値
3 研究機関の独創的発想とベンチャー活動
4 新たな知的財産システムの構築
5 総括