内容説明
１７世紀から現代までの美しいしかけ絵本約２００冊を紹介。ブルーノ・ムナーリ、ロバート・サブダ、マシュー・ラインハートなど有名作家のしかけ絵本も掲載。
目次
１７世紀から２０世紀前半のしかけ絵本―前期展示から
２０世紀後半から２１世紀―後期展示から（しかけの新たな技法；科学・建築のポップアップ；しかけ絵本・ポップアップ絵本；日本のしかけ絵本）
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
123456789wanko
5
しかけ絵本を２次元でいっぱい見るってのも、なんだか変な感じです。小説を基にしたしかけ絵本は何だか損した気分になるのであまり好きではないので、シンプルな構造のものがいいですね。ムナーリの一連の作品とか、マリオン・バタイユのABC 3Dが好みです。2014/09/22
Tomonori Yonezawa
3
【県立図書館】2014.8.25初版1刷▼素晴らしい仕掛け絵本の図鑑。もう少し解説あっても…と思ったら、138ページから最後まで解説。仕掛け絵本を楽しむためにもこの構成でいいのかもしれない。56p,見開きで「コロンブスはどのようにしてアメリカを発見したか」大迫力！▼79p,The art packもお洒落だな〜▼104p,アメコミ風ドラキュラ▼115p,サブダの「不思議の国のアリス」これは仕掛け絵本の展示即売会で実物（非売品）を見たことある。素晴らしかったなーってのを思い出した。2021/11/04
ymmtdisk
2
2013年に武蔵野美術大学で開催された展示会の図録を単行本として再編集したもの。ムサビの所蔵する貴重なしかけ絵本の紹介と、その歴史の解説。初期の頃には実用書・指導書として発展したものもあるとのことで、確かに今手元にある人体絵本もしかけ絵本だ。 ロタール・メッゲンドルファー、ヴォイチェフ・クバシュタ、ブルーノ・ムナーリとか、色彩も仕掛けも魅力的なようだった。なかなかお目に掛かることは出来ないだろうけど、見てみたいなあ。2021/03/22
の
2
武蔵野美術大学が所蔵するしかけ絵本コレクションの中から約200点を掲載した本。紙を素材としてページや絵を折り重ねた簡単なものから、幾重にも折りたたんだパノラマ式の連続絵や切り絵、つまみで可動するもの、三次元の空間が飛び出してくる高度なものまで、多様なしかけ絵本が紹介される。最早書物の域を飛び越え玩具と呼んでも良いものまであるが、建築や生物の解剖図といった学術的なものまでしかけ絵本化されており、大人から子供まで楽しんで理解できるのが強みなのだろう。紙をこすらせて音を出したりと、想像以上に深い媒体だった。2014/11/06
♪
1
とっても可愛くてとってもわくわくする。2016/07/13
