内容説明
ウェスレー神学の中心はどこにあるのか?実存論的神学を中心に据え、日本におけるウェスレー・メソジスト研究の先駆者・第一人者として活躍した野呂芳男。彼の描いたウェスレー像は本当に正しいのか?ウェスレーにおける東方的霊性の影響や彼の社会問題への実践的活動など、新しい研究成果を精力的に紹介し続けてきた著者が、野呂との対話を通して、新しいウェスレー像を鮮やかに浮かび上がらせる。
目次
第1章 野呂芳男のウェスレー関連の著作(実存論的神学;野呂と筆者の解釈;ウェスレーを解釈する時期)
第2章 ウェスレーの聖霊論と認識論(三種類の信仰概念;情感の道徳心理学;情感と理性との相克)
第3章 野呂芳男のウェスレー解釈(東方の基本的な神学理解;野呂の主要なウェスレー解釈)
著者等紹介
清水光雄[シミズミツオ]
1943年、東京生まれ。1963年、東京農工大学(工学科)中退。1973年、青山学院大学博士課程修了退学。1980年、ドルー大学大学院卒業(Ph.D.)。元静岡英和学院大学教授。現在、桜美林大学非常勤講師(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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