内容説明
日本史における大化改新の位置付け、日欧比較の中での日本封建制論を通じて、朝河貫一は日本をどう発見したか。「ペリーの白旗」論争と朝河貫一、朝河史学をみちびきとした邪馬臺国百年論争の考察―。
目次
朝河平和学の地下水脈をたどる
第1部 朝河史学を読む(鳥なき里の蝙蝠―津田史学批判;朝河史学の核心―日本の封建制をどうとらえるか;「ペリーの白旗」論争と朝河貫一;拙訳『入来文書』への書評に答える;「寺・社」の訳語には、チャーチとテンプルがふさわしい)
第2部 邪馬臺国百年論争を嗤う(笠井新也の卑弥呼・邪馬臺国論―白鳥史学・内藤史学批判;笠井史学との出会い―中国の史書を中国語で読む)
著者等紹介
矢吹晋[ヤブキススム]
1938年福島県郡山市生まれ。1957年福島県立安積高校卒。1962年東大経済学部卒。東洋経済新報社記者、アジア経済研究所研究員を経て、横浜市立大学教授、2004年定年。現在、横浜市大名誉教授。財・東洋文庫研究員、21世紀中国総研ディレクター、国際善隣協会理事、朝河貫一博士顕彰協会代表理事(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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