内容説明
植物の命の色をいただくこの手仕事を伝えたい。聞き書き「時代の証言者」に大幅加筆。染織家・紬織の人間国宝、初の本格的評伝。
目次
1章 時代の証言者(織物との出会い;戦時下 別世界の輝き;「民芸の精神」を受け継ぐ;「自由教育」求めた両親;芸術に生きた兄 ほか)
2章 妣への回帰―新たな民芸を求めて(石牟礼道子さんとの約束;集大成の「曼荼羅」;「色なき色」の世界へ;「芸術学校」に未来を託す;多彩な生徒たち ほか)
著者等紹介
古沢由紀子[フルサワユキコ]
読売新聞東京本社編集委員。1965年生まれ。1987年早稲田大学政治経済学部政治学科卒。同年読売新聞社入社。山形支局、社会部、ロサンゼルス支局長、生活情報部次長、教育部長、論説委員などを経て現職。教育問題を中心に、様々なテーマで取材を重ねている。伝統工芸や文化・芸術に関心が深く、長期連載シリーズ「時代の証言者」などで志村ふくみの取材を手がける(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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