目次
第1章 近代性と観光経験の生産
第2章 観光と社会構造
第3章 パリの事例―疎外された余暇の起源
第4章 その他の観光対象
第5章 演出された真正性
第6章 観光対象の記号論
第7章 観光客のエスノメソドロジー
第8章 本物と偽物の構造
第9章 理論、方法、応用について
著者等紹介
マキァーネル,ディーン[マキァーネル,ディーン][MacCannell,Dean]
カリフォルニア大学ディヴィス校名誉教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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ポカホンタス
3
観光社会学の基本文献。冒頭からマルクスの話が続く。全体的に、ゴリゴリの社会学という体でやや辟易とした。ゴフマンがよく参照されていたのが印象的。観光そのものへの関心よりも立派な社会学を構築したいという感じ。ただし、表舞台・裏舞台・真正性の議論など、鋭い分析も多い。2015/01/30
SQT
0
観光社会学の大家の主著。抽象性が高く掴みにくいが、5章の演出された真正性が主題か。あるいは観光が演出されたものになってしまうという構造。それが近代化。人類学的な分化の概念を取り入れており、ポスト構造主義と親和性が高いように感じた。一つ疑問なのは、18歳にして車で女性をリゾートに送り届けるような階級の人間だった彼がなぜルサンチマンまみれのヴェブレンを随所に引用し、観光社会学特有(?)の悲観的な未来予想図を描くに至ったのか。「一群の旅行者は、天空で永遠に存在するリンボで通じる言葉をもつ」うーん、という感じ。2016/08/12
ちきゅう
0
観光に関する名著なのであろうが、翻訳がとにかく読みづらく頭に入ってこなかった。。2020/10/16
j
0
昔の世界の観光あるある2020/06/09