内容説明
私たちは何ができるのか!?第一線の研究者、実践者に支援への構えと基本的視座を問う。
目次
復興に向けて
基本的視座を問う(支援のあり方;復興まちづくりの基本;仮設、復興住宅、都市計画・防災事業;産業・文化の再生;復興と日本のあり方;産業、エネルギーの自律分散へ)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
壱萬弐仟縁
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偶然だろうが、京大経済学部出身の後藤和子教授、植田和弘教授、佐々木雅幸教授という池上惇名誉教授の下から活躍されている先生方が、復興の理論的基礎を築かれているのが一大特徴。復興まちづくりには、文化政策や環境政策や都市政策が融合した研究が不可欠であることの裏返しであろう。後藤教授は無形民俗文化財の価値を取り上げ(150ページ~)、植田教授は減災や陸と海の相互作用、被災者に寄り添う専門家の必要性を。佐々木教授からは広域計画と中枢都市の重要性を説く(200ページ~)。池上学派の層の厚さと幅の広さに圧倒された次第。2012/11/27
t80935
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講演、シンポジウムの内容をまとめたもの。被災者主体の復興。個々の復興と全体の復興をどうつなぐか。「与えられるもの」ではなく「獲得するもの」と感じられるような復興を。2012/04/18