出版社内容情報
自尊感情と関連する諸概念をわかりやすく解説し、自尊感情の多義性とその暗部、自尊感情神話に迫る。
内容説明
その問題は自尊感情の低さが原因なのか?自尊感情が高ければすべてオッケーなのか?自尊感情はすぐに高められるものなのか?自尊感情が低いことはそんなに悪いことなのか?自尊感情と関連する諸概念をわかりやすく解説し、自尊感情の多義性とその暗部、“自尊感情神話”に迫る!
目次
1 自尊感情の心理学(「自尊感情」とは何か;自尊感情と本来感―どちらも大切ですよね)
2 「自尊感情」に関する諸概念(自己効力―私の能力はどの程度?;時間的展望―過去のとらえかた、未来の見通しかた;動機づけ―自律的な学びを支える;達成目標―前向きな目標をもつ子どもを育てるために;社会情動的スキル―自己制御・情動制御・共感性など;過剰適応―「よい子」の問題とは;レジリエンス―回復する心;幸福感と感謝―幸せに生きる;心理的ウェルビーイング―よく生きる)
3 「自尊感情」概念再考(自己の理解のしかた―自己の全体‐部分の関係;自尊感情の進化―関係性モニターとしての自尊感情;「自尊感情」概念の相対化)
著者等紹介
中間玲子[ナカマレイコ]
兵庫教育大学大学院学校教育研究科教授。専門は自己論、青年心理学。主に思春期から早期成人期における自己意識の検討から、自己の形成過程の探究を進めている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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