阪南大学叢書
エンプロイアビリティにみる大学生のキャリア発達論―新時代の大学キャリア教育のあり方

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  • サイズ A5判/ページ数 225p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784760821648
  • NDC分類 377.9
  • Cコード C3011

出版社内容情報

大学生のキャリア発達段階で重要課題となるエンプロイアビリティ(雇用される能力)に着目した、文献および実証研究。[読者対象] キャリア教育研究者[本書のポイント]●エンプロイアビリティ(雇用される能力)の内容や構造等を文献から考察する。●エンプロイアビリティを測定する尺度を作成し、多変量解析によるキャリア発達分析など、実証的に研究。●大学生のエンプロイアビリティの現状を踏まえ、大学がキャリア教育を通してどのような方法で諸能力を養成するかを考察。●エンプロイアビリティの基礎養成プログラムの開発、実践、効果測定、評価を行う。●今後の大学キャリア教育の課題並びにエンプロイアビリティ研究の課題を考察。社会が大学生に求める諸能力とは。そして、それをどのように養成していくのか。大学生のキャリア発達段階で重要課題となるエンプロイアビリティ(雇用される能力)に着目した、文献および実証研究からの提言。

まえがき

序章 研究の目的と方法
 第1節 問題と目的
 第2節 研究方法の概要

第1章 大学生の就職状況とエンプロイアビリティ
 第1節 近年の大学生の就職状況と問題点
 第2節 企業の採用基準とエンプロイアビリティ
 第3節 エンプロイアビリティに関する先行研究

第2章 大学生のキャリア発達とエンプロイアビリティ
 第1節 キャリア発達の定義
 第2節 キャリア発達理論の考察
 第3節 大学生のキャリア発達とキャリア教育

第3章 大学生のエンプロイアビリティを養成するキャリア教育
 第1節 日本のキャリア教育の現状と課題
 第2節 海外のキャリア教育の現状と課題
 第3節 キャリア教育が養成するスキル等

第4章 大学生のエンプロイアビリティの測定・分析
 第1節 エンプロイアビリティを測定する尺度の作成
 第2節 仮説の検討と満足度分析
 第3節 企業就職能力に見るキャリア発達分析

第5章 大学生のエンプロイアビリティの構造分析
 第1節 目的と方法
 第2節 相関分析による大学生のキャリア発達分析
 第3節 重回帰分析による大学生のキャリア発達分析
 第4節 分散分析による大学生のキャリア発達分析
 第5節 クラスタ分析による大学生のキャリア発達分析
 第6節 共分散構造分析による大学生のキャリア発達分析
 第7節 大学生のエンプロイアビリティ構造

第6章 大学生のエンプロイアビリティ測定3 尺度の活用事例
 第1節 目的と方法
 第2節 女子大学学生(スポーツ専攻)のキャリア発達分析
 第3節 高校生(普通科・特進科)のキャリア発達分析
 第4節 エンプロイアビリティ測定3尺度活用の意義

第7章 大学生のエンプロイアビリティ基礎養成プログラムの開発
 第1節 傾聴力・論理力・表現力の養成背景
 第2節 エンプロイアビリティ基礎養成プログラムの内容・実践
 第3節 エンプロイアビリティ基礎養成プログラムの効果測定・評価

第8章 総合考察
 第1節 大学生のエンプロイアビリティとキャリア発達
 第2節 大学キャリア教育の今後の課題
 第3節 エンプロイアビリティ研究の今後の課題

補章 就職氷河期時代の大学キャリア教育のあり方
 第1節 夢・希望の抱けない大学生と現代社会
 第2節 希望学とハッピー・キャリアデザイン
 第3節 ワンイヤーデザインによる実践教育
 第4節 新時代の大学キャリア教育のあり方

引用・参考文献
索引
あとがき

寿山 泰二[スヤマ ヤスジ]
著・文・その他

内容説明

社会が大学生に求める諸能力とは。そして、それをどのように養成していくのか。エンプロイアビリティ(雇用される能力)に着目した独自の視点による研究からの提言。どんな時代が来ても対応可能な大学キャリア教育の本質を示す。

目次

第1章 大学生の就職状況とエンプロイアビリティ
第2章 大学生のキャリア発達とエンプロイアビリティ
第3章 大学生のエンプロイアビリティを養成するキャリア教育
第4章 大学生のエンプロイアビリティの測定・分析
第5章 大学生のエンプロイアビリティの構造分析
第6章 大学生のエンプロイアビリティ測定3尺度の活用事例
第7章 大学生のエンプロイアビリティ基礎養成プログラムの開発
第8章 総合考察
補章 就職氷河期時代の大学キャリア教育のあり方

著者等紹介

寿山泰二[スヤマヤスジ]
関西学院大学商学部卒業、神戸商科大学大学院経営学研究科修士課程修了、兵庫教育大学大学院学校教育研究科修士課程教育臨床心理コース修了、武庫川女子大学大学院臨床教育学研究科博士後期課程修了、博士(臨床教育学)。大学卒業後、神戸の有名洋菓子会社、住友系旅行会社を経て公認会計事務所に勤務後、税理士として独立開業。その後、京都創成大学経営情報学部専任講師、准教授、教授を経て、現在は阪南大学国際コミュニケーション学部教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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