出版社内容情報
ホッキョクグマにタツノオトシゴ、ハクチョウ…、16種のパパが登場。かしこく、たくましく育ってほしいから、パパは毎日おおいそがし! 野生動物のおどろきに満ちた子育て方法を、ユーモラスに描きます。
内容説明
コバルトヤドクガエルのパパは、たまごがかわかないように、せっせとおしっこをかけるんだよ!かしこく、たくましく育ってほしいから…パパは毎日おおいそがし!ケイト・グリーナウェイ賞ノミネート作家が、ユーモラスに描く動物たちの子育て事情!!
著者等紹介
バンティング,フィリップ[バンティング,フィリップ] [Bunting,Philip]
作家、イラストレーター。読み手と子どもが楽しく遊びながら交流できるような作風が持ち味。作品は世界30か国以上で出版され、いくつもの賞を受賞している。オーストラリア児童書評議会で表彰されたほか、2018年にはケイト・グリーナウェイ賞の候補作品に選ばれた。イングランドの湖水地方で育ち、現在はオーストラリアのビーチリゾートとして有名なヌーサを見下ろす丘に、子どもと暮らしている
堀江里美[ホリエサトミ]
翻訳家。1981年、東京生まれ(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
おはなし会 芽ぶっく
10
『やせいのママ』 https://bookmeter.com/books/19456425 に続きこちらも。グリズリーだけちょっと違ーう!『 ゴリラ / サケイ / タツノオトシゴ / ホッキョクギツネ / コオイムシ / フラミンゴ / マグパイ(カササギフエガラス)/ ハクチョウ / コバルトヤドクガエル / アメリカワシミミズク / グリズリー / ハードヘッドキャットフィッシュ / エミュー / ワタボウシタマリン / ヒゲペンギン / オオカミ / (きみのパパ)』2022/07/23
ニャーテン
8
ゴリラ、タツノオトシゴ、コオイムシ、フラミンゴ、オオカミ…様々な形で子育てを頑張る野生の生き物のパパたちの紹介。卵を守っていたりママと交代で温めたり、ずっと背中に乗せたり、食べ物を運んだり、狩りや隠れ方の生きる術を教えたり…ママ顔負けの手厚い子育てに驚かされる。どのパパも「やせいの パパたちは、こどもたちに どう いきるかを さしずしない。おてほんを しめすんだ」の言葉通りだったなぁ。6歳の息子はグリズリーのパパの困った行動が衝撃だったようで「なんで?」を連発。母も思わず思考がストップしてしまった。2022/07/22
spatz
8
すてきなパパになれるのはにんげんだけじゃない。 とはじまる。 野生動物のお父さんたちの、知られざる生態。 完璧なパパなんていないよ、どんなによいパパだって、こまったところがあっていいんだ、とフォローするように書いてある例もあるのだけれど、こともあろうに、子供を食べちゃうことがあるというグリズリーの頁だった! みんないつかは子供だった、おとなはえらいわけじゃないない。。 最後は、ママバージョンと同じように、 きみのパパはどんなことをしてくれる?という問いかけで終わる。 #NetGalleyJP2022/04/08
あおい
6
ゴリラ、タツノオトシゴ、ホッキョクギツネ…子育てをする頼りになる野生のパパ達。グリズリーそれはダメだ。2022/09/20
遠い日
4
『やせいのママ』とともに。野生の生き物たちの中から16人のパパたちの紹介。化学同人さんの本は、珍しい生き物がバンバン登場するので、読み手のこちらも「さあ来い!ここで覚えてやる!」と意気込んで立ち向かいます。今回もサケイとかマグパイとかワタボウシタマリンとか、知らない生き物がいっぱいでしたが、だからこそ楽しい読書になりました。厳しい自然界を生き抜くために、パパの子育てが必要な、そしてそれが合理的なこととして定着したのでしょう。生き物の不思議をここでも感じます。#やせいのパパ#NetGalleyJP2022/04/15