内容説明
2019年12月、中国・武漢で発生した新型コロナウイルス感染症(COVID‐19)は、瞬く間に全世界へと拡大した。この未曾有の危機にどう向き合えばよいのか。本書では、感染症封じ込めの理論や感染拡大の数理モデルを解説したうえで、スペイン風邪、SARS、エボラ出血熱など、実際に発生したアウトブレイクの事例から、感染症封じ込めの経過を検証、危機管理のあり方を考える。『パンデミックを阻止せよ!』(2012年刊)に、「新型コロナウイルス感染症」の内容を加えて緊急改訂!
目次
感染症封じ込め 七つのステップ
感染症はなぜ拡大するのか―その数理モデル
新型コロナウイルス感染症(COVID‐19)―武漢
豚インフルエンザ(H1N1)―メキシコシティ
SARS―広東省
炭疽菌テロ―フロリダ
西ナイル熱―ニューヨーク
ニパ脳炎―マレーシア
鳥インフルエンザ―香港
エイズ―ロサンゼルス
エボラ出血熱―ザイール
スペイン風邪
アウトブレイク対策の批判的吟味
著者等紹介
浦島充佳[ウラシマミツヨシ]
1986年東京慈恵会医科大学卒業後、附属病院において骨髄移植を中心とした小児がん医療に献身。93年医学博士。94~97年ダナファーバー癌研究所留学。2000年ハーバード大学大学院にて公衆衛生修士取得。2013年より東京慈恵会医科大学教授。小児科診療、学生教育に勤しむ傍ら、分子疫学研究室室長として研究にも携わる。専門は小児科、疫学、統計学、がん、感染症。現在はビタミンDの臨床研究にフォーカスしている。またパンデミック、災害医療も含めたグローバル・ヘルスにも注力している。小児科専門医。著書多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ブラックジャケット
The pen is mightier than the sword
くらーく
takao
ごぼう