メタノールエコノミー―CO2をエネルギーに変える逆転の発想

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  • サイズ A5判/ページ数 474p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784759812756
  • NDC分類 575.15
  • Cコード C1043

出版社内容情報

枯渇していく化石燃料と温室効果ガスの問題を解決していくための新しい構想とその道筋を解説.

目次

序論
産業革命およびそれ以降における石炭の歴史
石油と天然ガスの歴史
化石燃料資源とその利用
減少する石油と天然ガス資源
炭素燃料、炭化水素およびその製品の継続的必要性
化石燃料と気候変動
再生可能なエネルギー源と原子力エネルギー
「水素経済社会」とその限界
「メタノールエコノミー」(メタノール経済社会):総論
燃料とエネルギー媒体としてのメタノールとジメチエーテル
メタノールの製造:化石燃料と生物資源からの二酸化炭素のリサイクルへ
メタノールに由来する化学品、合成炭化水素および化学原料

著者等紹介

オラー,ジョージ・A.[オラー,ジョージA.][Olah,George A.]
1927年ハンガリー生まれ。ブタペスト工科大学博士号取得。現在、南カリフォルニア大学名誉教授、同大学Loker炭素水素研究所所長。12の名誉学位取得をはじめとし、国内外において数々の賞を受賞。論文数は1400にのぼり、20の著作、140を超える特許を所有。1994年ノーベル化学賞受賞

ゲッペールト,アラン[ゲッペールト,アラン][Goeppert,Alain]
1974年フランス生まれ。2002年ルイ・パスツール大学博士号取得後、Loker炭素水素研究所にてOlah・Prakash両博士の研究グループに加入。現在の研究分野は、メタンと二酸化炭素の有効物質への変換、および二酸化炭素の捕集技術

プラカーシュ,G.K.スリャ[プラカーシュ,G.K.スリャ][Prakash,G.K.Surya]
1953年インド生まれ。南カリフォルニア大学Loker炭素水素研究所共同所長。Olah博士師事のもと、1978年南カリフォルニア大学博士号取得。アメリカ化学会賞をはじめ、多数の賞を受賞

小林四郎[コバヤシシロウ]
1941年生まれ。1969年京都大学大学院修了。現在、京都工芸繊維大学特任教授、京都大学名誉教授

齋藤彰久[サイトウアキヒサ]
1936年生まれ。1965年京都大学大学院修了。現在、Chemistry Dept.and Loker Hydrocarbon Research Institute.University of Southern California.Senior Research Scientist(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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Ryou Honna

1
参考書ついでシリーズ メタノールエコノミーとは、エネルギーを全てメタノール中心にすることで回る社会のことを示します. メタノールは単位体積あたりのエネルギーはガソリンより低いですが、水に可溶のため、海上の輸送にも優れています.また様々な研究により、製造コストとエネルギーは驚くほど低くなり、多くの化学薬品への応用も可能です. エネルギーや製品と多くの変化を遂げることのできるメタノールの可能性を提示し、その供給方法、製造方法、コストや実用性など全500pageにも及び丁寧に述べられている本でした. 2013/05/29

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