内容説明
“話す主体”である「ひと」が推論し意味を探り、そこにある「心の語り」、心の働きを投影するモダリティ。日英語のモダリティを通して、言語の背語にある認知的スタンスの普編性と相対性の陰影に切り込んだ「新モダリティ論」。
目次
第1章 「ひと」との関わりで捉える「ことば」
第2章 認知言語学の言語観
第3章 事態の捉え方を表す表現としてのモダリティ
第4章 モダリティの二つの捉え方
第5章 モダリティの成り立ち
第6章 二つの事態の捉え方
第7章 事態把握とモダリティ
第8章 主観的把握と“自己のゼロ化”とモダリティ
第9章 展望―モダリティからみた認知類型論的特徴
著者等紹介
黒滝真理子[クロタキマリコ]
1963年京都府生まれ。お茶の水女子大学大学院人間文化研究科博士課程退学、博士(人文科学)。現在、日本大学教授。専門は、認知言語学・対照言語学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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