童の神

個数:

童の神

  • ウェブストアに1冊在庫がございます。(2024年03月29日 13時50分現在)
    通常、ご注文翌日~2日後に出荷されます。
  • 出荷予定日とご注意事項
    ※上記を必ずご確認ください

    【ご注意事項】 ※必ずお読みください
    ◆在庫数は刻々と変動しており、ご注文手続き中に減ることもございます。
    ◆在庫数以上の数量をご注文の場合には、超過した分はお取り寄せとなり日数がかかります。入手できないこともございます。
    ◆事情により出荷が遅れる場合がございます。
    ◆お届け日のご指定は承っておりません。
    ◆「帯」はお付けできない場合がございます。
    ◆画像の表紙や帯等は実物とは異なる場合があります。
    ◆特に表記のない限り特典はありません。
    ◆別冊解答などの付属品はお付けできない場合がございます。
  • ●店舗受取サービス(送料無料)もご利用いただけます。
    ご注文ステップ「お届け先情報設定」にてお受け取り店をご指定ください。尚、受取店舗限定の特典はお付けできません。詳細はこちら
  • サイズ B6判/ページ数 361p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784758413299
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

内容説明

平安時代「童」と呼ばれる者たちがいた。彼らは鬼、土蜘蛛、滝夜叉、山姥…などの恐ろしげな名で呼ばれ、京人から蔑まれていた。一方、安倍晴明が空前絶後の凶事と断じた日食の最中に、越後で生まれた桜暁丸は、父と故郷を奪った京人に復讐を誓っていた。様々な出逢いを経て桜暁丸は、童たちと共に朝廷軍に決死の戦いを挑むが―。皆が手をたずさえて生きられる世を熱望し、散っていった者たちへの、祈りの詩。第10回角川春樹小説賞受賞作。

著者等紹介

今村翔吾[イマムラショウゴ]
1984年京都府生まれ。「狐の城」で第23回九州さが大衆文学賞大賞・笹沢左保賞を受賞。デビュー作『火喰鳥 羽州ぼろ鳶組』(祥伝社文庫)で2018年、歴史時代作家クラブ・文庫書き下ろし新人賞を受賞。「羽州ぼろ鳶組」は続々重版中の大人気シリーズ。同年、「童神」で第10回角川春樹小説賞を、選考委員(北方謙三、今野敏、角川春樹)満場一致の大絶賛で受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

この商品が入っている本棚

1 ~ 3件/全3件

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

しんごろ

482
時は平安時代の話!今尚、現代でも続く問題を解消すべく“想い”として、京人と相手に桜暁丸を中心に童の集団が戦うシーンは、壮大で魅了され、そして泣かされました。どことなく水滸伝を彷彿させましたね。ひょっとしたら今村翔吾さんは、水滸伝が好きなのかな。切ない話でもありましたが、現代に起きてる問題を提起して、どうあるべきか考えさせられる物語でもある気もしました。2019/02/17

starbro

477
来週の直木賞発表前に、第160回直木賞候補作5/5コンプリートしました。今村 翔吾、初読です。タイトルから、平安時代の神がかりの子供の話かと思いきや、平安時代のスター(安倍晴明、酒呑童子、金太郎等)出演の伝奇浪漫でした。第10回 角川春樹小説賞受賞作でもあるので、直木賞受賞は難しいと思いますが、楽しく読めました。著者には、将来的に隆慶一郎の後継者になって欲しいと思います。 2019/01/11

海猫

389
主人公・桜暁丸が成長し様々な出会いを重ねていく前半は、エピソードの積み重なりようも素晴らしくぐいぐい読ませる。内容も痛快だし、時折出てくる檄文のような文章や台詞回しには熱くなるものがあった。紙幅の制限のためか展開がダイジェスト的になってしまい、求心力が落ちる部分があったのが惜しい。もっとドラマチックになっていいはずなのに。逆に考えればコンパクトにまとまっているわけではあるが。これはこれで楽しんで読めたが、著者にはいずれ同様のテーマで、上下巻ぐらいある大作を書いてほしいところ。2018/10/07

ウッディ

329
平安時代、貴族の優雅な生活の裏に、「童」と蔑まれる土着の民がいた。生きるための糧を得て、穏やかに暮らすという夢を謀略と無慈悲な攻撃で打ち砕かれながらも耐えてきた彼ら。そんな時、凶事である皆既日食の日に生まれた桜暁丸は、土着の民をまとめ、朝廷の勢力に対抗する。ファンタジー要素たっぷりの歴史小説だったが、最低の人間的な生活を守るための庶民と国家権力の戦いのようだった。武士の時代が始まる前に高い志を持った人たちの歴史があったことを教えてくれたこの物語を、自分よりずいぶん年下の作者が書かれたことにも驚きました。2020/08/01

しんたろー

325
今村さん初読み。平安後期の物語は圧倒的アクションと人情劇が絡んで、グイグイと力業で迫ってきた!主役の桜暁丸が混血ゆえ差別を受けた哀しみが目に浮かび、スムーズに感情移入できた。敵味方に魅力的な人物を配置しているのも巧く(特に袴垂、金時の二人)各々の視点で胸を熱くして読めた。市井の描写が少ないのと終盤が駆け足だったので、もっと書いても良かった気がする。差別や偏見を超えて人々が平和に暮らす世を目指して戦った桜暁丸の理想は、今世でも叶っていない事に虚しさを感じるが、だからこそ熱いメッセージが伝わってくる快作だ👍2019/02/17

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/13127435
  • ご注意事項

    ご注意
    リンク先のウェブサイトは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」のページで、紀伊國屋書店のウェブサイトではなく、紀伊國屋書店の管理下にはないものです。
    この告知で掲載しているウェブサイトのアドレスについては、当ページ作成時点のものです。ウェブサイトのアドレスについては廃止や変更されることがあります。
    最新のアドレスについては、お客様ご自身でご確認ください。
    リンク先のウェブサイトについては、「株式会社ブックウォーカー」にご確認ください。