内容説明
近世前期の『太平記要覧』(西尾市岩瀬文庫蔵・整版本八冊)は『太平記』の梗概書であり、流布本『太平記』全四十巻の全章段についてその本文を抄録しつつ、やや詳しく筋書を紹介する形式を持つ。本書はその読みやすい本文を提示し、各章段の頭注欄に『太平記』注解に有用な参考文献(著書・論文)を示し、研究の手引とした。
著者等紹介
長坂成行[ナガサカシゲユキ]
1949年、愛知県生れ。1978年、名古屋大学大学院文学研究科博士課程後期単位取得満期退学。奈良大学文学部教授を経て、奈良大学名誉教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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