「あの日」に生まれてきた命―宮城、福島で命をはぐくむお母さんの奇跡

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  • サイズ B6判/ページ数 125p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784757219618
  • NDC分類 598.2
  • Cコード C0095

内容説明

わたしは、この地でお母さんになりました。震災直後、医療器具も何もない民家で出産したお母さん、臨月で津波に遭ったお母さん、避難所から母乳を毎日届けたお母さん…。東日本大震災を生き抜いた、お母さんと子どもの奇跡のエピソードをお届けします。

目次

東日本大震災から私たちが学ばなければならないこと
震災後に破水、医療器具も何もない民家で、初めて会う人たちに支えられて奇跡の出産
臨月で津波に遭い、自宅は全壊、産院も閉鎖、出産できる産院を、みずから探し出すことに
臨月で被災、地震の不安から埼玉で避難出産、放射線の影響を心配しながらも地元で生きる
生後2週間の新生児を抱えながら自宅で被災、断たれたライフラインの中、必死に生き抜く
避難所からNICU(新生児集中治療室)まで、わが子のために、母乳を毎日届け続けた2週間
ライフラインの断たれた家で4か月の子どもと2人、「ウチに来たら?」と隣の大家族と“共同生活”
自宅も実家も、地震と津波で全壊してしまい、10か月の子どもを抱え、不明だった夫と再会
避難所で発熱するも、母乳のために薬を飲めず、入院もままならない中、義理の父母に助けられる
5歳と8か月の子どもを抱えて被災するが、石油ストーブで近所の人も誘ってみんなで食事〔ほか〕

著者等紹介

鮫島浩二[サメジマコウジ]
さめじまボンディングクリニック院長、日本アロマセラピー学会理事、国際ボンディング協会理事長。被災者支援団体ミラクルハンズ発起人。81年東京医科大学卒。昭和大学第一解剖教室にて博士号取得。木野産婦人科副院長、中山産婦人科クリニック副院長などを経て、06年さめじまボンディングクリニックを開業(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

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はるな

6
母は強くならざるを得ないんだなあ。2015/06/17

nawo

5
東日本大震災の時、乳幼児と一緒に被災したお母さん達の体験談集。その日に民家で出産した女性もいたそうです。電気もなく、どうにかかき集めた用具を使っての出産。すごいです。あらゆる場所で知らない人同士がお互い助け合って過ごしていたと書かれていましたが、もし自分がその立場だったら同じように頑張れるだろうかと思いました・・・。私が住んでいるところは地震も少なく、防災意識が低いところ。でも、子どものためにも防災グッズをしっかりそろえようと思いました!!2014/03/31

まりちゃん

2
図書館本*鮫島浩二先生監修。3.11を様々な思いで乗り越えた乳幼児をもつお母さん達の体験記。悲しいことに、亡くなった妊婦さんやお母さんや赤ちゃんもいるけど、なんとか乗り越えて命を育んでいる方々もいて、読んでいて胸が熱くなった。episode12では郡山の古川産婦人科の古川先生のお話があり、その中で私の昔の職場で且つ息子が産まれた総合病院が、まるで野戦病院のように崩壊してしまった行では泣きそうになった。 まだまだ被災地には解決しない問題が色々あるけど、新しい命の誕生により少しでも希望の光となれば良いな…。2014/10/21

MN

0
ベビーフードを備えた2013/11/03

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