まなざしのデザイン―“世界の見方”を変える方法

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まなざしのデザイン―“世界の見方”を変える方法

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  • サイズ A5判/ページ数 321p/高さ 21cm
  • 商品コード 9784757170490
  • NDC分類 757.04
  • Cコード C0052

内容説明

『まなざしのデザイン』というタイトルの本書で考えてみたいことは、モノの見方を変える方法である。当たり前の世界を改めて見直し、今見ている風景を違った角度から眺める。見方が自由になれば、私たちはより創造的になることができる。そして何かに捉われることが少なくなれば、物事がより正しく見えてくる。またモノの見方を変えることは、状況が困難であればあるほど必要なことである。私たちは日々の生活の中ですぐに何かに捉われてしまう。モノの見方が固定されてしまうと自由さを失い、物事が正しく見えないことがある。だから私たちは時々視点を変えて異なる方法で世界を見ることが必要である。そうするとこれまで見えなかった風景や、忘れていた大切なことが見えてくるかもしれない。そんなモノの見方を解放するための方法と可能性を探ることが本書の目的である。

目次

見方を変える
眼をあざむく
幻覚を見やぶる
風景を解剖する
関係を異化する
日常を冒険する
場を組み替える
芸術を役立てる
自分を発見する
無意識を見つめる〔ほか〕

著者等紹介

ハナムラチカヒロ[ハナムラチカヒロ]
1976年生まれ。博士(緑地環境科学)。大阪府立大学経済学研究科観光地域創造専攻・准教授。バルセロナ大学遺産観光研究所客員研究員。大阪府立大学生命環境科学研究科修了後、大阪大学コミュニケーションデザイン・センター特任助教を経て、現職。専門であるランドスケープデザインとコミュニケーションデザインをベースにした風景異化論を元に、空間アートの制作や、映像や舞台などでのパフォーマンスも行う。「霧はれて光きたる春」で第1回日本空間デザイン大賞・日本経済新聞社賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

number

6
これは隠れた良本!ものすごく面白かった!!日常の非日常化や、私たちの認知についての疑い、世界認識の曖昧さなど、最近ぼんやりと考えが渦巻いていたのを、この本ではスッキリとわかりやすく整理されていて、まさにドンピシャ。「まなざし」を主軸に、ランドスケープデザインやコミュニケーションデザイン、アート、そして自己認識や人間社会の在り方など、ゆるやかにテーマが発散していく。アートとは何か、人間とは何か、哲学的なテーマについても深く考えさせられた。図書館で借りたけど、これは手元に置いておこう。2018/03/11

ぽっか

3
これは手元に置いて、もう一度読み直したい本。当たり前になっている風景に新たな意味を持たせるには、主体/客体の心理状態や物理状態をちょっと変えてやること。たとえば山道によくできた造花を差し込むこと(客体×物理)。そうするとすべてが偽物に見えてくるかもしれないし、植物の形や質感に気付き始めるかもしれない。これが現代美術でいうインスタレーションのやってることだって分かって、目から鱗が落ちる思い。まなざしを操作する遊びを日常にとりいれてみたいし、風景が無意識の領域に追いやられる様にも意識を向けて楽しんでみたい。2018/05/08

onoonooonon

1
氏の提唱するまなざしのデザインというコンセプトと、モノの見方を変える方法について、氏の今までの作品等を具体例として取り上げながら書かれる。風景異化、まなざしの固定化。興味深い話が並ぶ。「飽き」に対する言及がなされていた点が評価できると思う。まなざしの特性上、まなざしのデザインの守備範囲はとてつもなく広く、「あれもこう捉えれば『まなざしのデザイン』と言える」「これも……」となりがち。よく言えば汎用性が高く、悪く言えば当たり前の話。その当たり前を体系的に整理することこそが偉業であるので、やはり良い本だと思う。2020/03/22

づめ

1
ABDで読みました! 馴致(じゅんち)する風景をいかに価値があるものへ変えていくか、そのテクニックと自己の心の持ちようを議論した書。特に風景を「主体と客体」、「物質的と心理的」に分類したことは秀逸。まなざしをデザインする手法を学ぶことによって、イノベーションを生み出す創造的なプロセスへ応用することができるかは、読者次第。 #ABD #紙の書籍2018/05/28

林克也

1
この本、デザイナー、アーティストの芸術論、方法論というつもりで読んだが、哲学、宗教、自己啓発の本だ。そいうい意味で面白く読めたし参考にはなった。でも、この本で述べられている本質は、ハナムラさんの作品を生で体験してみないとわからないとも思う。2018/02/03

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