内容説明
未来派からノイズまで、20世紀~現在に至る実験的音楽の名盤100枚強を紹介。
目次
ルイジ・ルッソロ―アート・オブ・ノイズはここから始まった!
ヴァルター・ルットマン―音で作られた映画『ウィークエンド』
クルト・シュヴィッタース―サウンド・アートの先駆者だったダダイスト
ハリム・エル=ダブ―ザ・マン・フロム・エジプト
イジドール・イズ―声で音楽するレトリスト
アンリ・ショパン―録音技術を駆使した音響詩
ピエール・シェフェール―音をオブジェとして思考する
エドガー・ヴァレーズ―電子技術時代の錬金術師
ハリー・パーチ―新しい調律と楽器
レイモンド・スコット―ポップな電子音楽のオリジネイター〔ほか〕
著者等紹介
ロベール,フィリップ[ロベール,フィリップ][Robert,Philippe]
1958年パリ生まれ。音楽ライター。南フランス在住
昼間賢[ヒルマケン]
1971年埼玉県所沢市生まれ。パリ第四大学博士課程留学、早稲田大学大学院博士課程単位取得退学。現在は、早稲田大学、立教大学、首都大学東京で講師を務める
松井宏[マツイヒロシ]
1980年愛知県岡崎市生まれ。文筆・翻訳業。映画批評誌『nobody』編集委員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
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doji
1
リズミカルで美しい文章は読んでいてきもちがよく、どんどん見識が広まるような気持ちで読了。先駆者達がどう考え、どう実験を施してきたのか、それはとても興奮するような瞬間ばかりだった。2016/04/12
ポン太
0
実験音楽に興味があるひとやこれから聴こうとおもうひとにはとてもおもしろいです。まぁ私は興味しかないが......2015/09/08
ミテイナリコ
0
このジャンルの、そして周囲の教科書としては、誤りもあるけど良い本。様々な方法論で、音楽に向き合う姿は、音は違えど、とてもリスペクトできるものです。情報は、どんどん新しく進化するものなので古くはあるけど、それでも、興味を抱くアーティストに出会えて嬉しいです。本で出会ったり、現場で出会ったり日々勉強です。2015/05/29