１億３０００万人のためのｅスポーツ入門

但木 一真【編著】

ＮＴＴ出版（2019/06発売）

• サイズ B6判／ページ数 204p／高さ 19cm
• 商品コード 9784757160811
• NDC分類 797.9
• Cコード C0033

出版社内容情報

2018年の流行語大賞になった「eスポーツ」。2018年2月以降に急速に盛り上がったeスポーツ業界の最新動向を切り取る。ライター、チームオーナー、メディア、選手といった異なる立場の執筆者が、自身の立場から見たeスポーツ業界の”今”と”これから”を語る。「最近よく聞くeスポーツについて知りたい」、「eスポーツでビジネスをしたいがそのノウハウを知りたい」といった読者が最初に手に取る1冊をめざす。

内容説明

シーンの全体像からビジネスのいろはまで、知っておきたい知識満載！

目次

１　ｅスポーツの基礎知識（なぜ今ｅスポーツなのか？；ｅスポーツ今昔物語―２０１８年までのシーンをふりかえる）
２　ｅスポーツシーンの最前線（ｅスポーツプレイヤーとは誰か？；ｅスポーツチームを経営するということ）
３　ｅスポーツシーンの裏方（テレビとｅスポーツ；法がｅスポーツを加速する）
４　ｅスポーツのこれから（座談会　ｅスポーツをブームで終わらせないために／「Ｅｓｐｏｒｔｓの会」運営人）

著者等紹介

但木一真［タダキカズマ］
１９８５年生まれ。ゲーム業界／ｅスポーツ業界のアナリスト。カドカワ株式会社にてゲーム業界のマーケティング分析業務に従事。総務省より公表されている『ｅスポーツ産業に関する調査研究報告書』を執筆したことをきっかけに、ｅスポーツ業界の専門家としてさまざまなレポートを発表。２０１９年４月よりフリーランスとして活動をはじめ、ｅスポーツ業界に関する記事執筆、コンサルティング、イベント・コンテンツのプロデュース業務を行っている（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[mitei]

2018年時点での話だけど、今後に期待したい分野ではある。ただ法的な障壁は取り除けるようになるべく緩和してほしいなと思う。私もeスポーツをやってみたいけど、シューティングゲームは頭に血が上って精神がヤバいくらいにハイになって後がしんどいので、どうも苦手。昔はそんなことなかったけどなぁ。パワプロシリーズくらいなら、、、

2021/08/14

[スプリント]

eスポーツ関連の本を何冊か読みましたが、スポーツとして普遍的なポジションを確立するのは難しいと思います。ソフトもそうですが、ハードウェアもどんどん変わっていくので将棋や囲碁と違って明確な強者の基準を定めるのは難しいです。閉じた世界のためスポンサーも限られた業界に収束していくだろうからeスポーツ市場の継続的な拡大は見込めないと思います。スポーツではなく、コンピュータゲームとして普及に務めるべきじゃないかなぁ。

2019/06/30

[kenitirokikuti]

図書館にて。アイマスやガルパンみたく、サバイバルしたいくつか例が思い浮かぶので、eスポーツも頑張ってね、という気持ち。そもそも、5年も10年も持つゲームタイトル自体少ないやんけ…。往生際の悪い廃人ゲーマーとか重たすぎるファンとかはどこにでもいるけど、表に出すとヤバいタイプばっかだろうし…。…もっとも、eスポーツのゲームにはもう手を出す気力ないもんな…。

2019/07/13

[やすたき]

本書をペラペラ捲った程度の読書だが、Ｅスポーツのターゲット（金と時間を搾取される人）は誰だろうと思った。観客？観戦してプレイしようとする人？私自身も含めて家族でゲームの効用・悪影響を考えようと思う。娘は休日にマリオパーティーを１時間程度するぐらいです。

2019/11/08

[Takuhyon]

eスポーツは、自社ブランドに”若く”、”スタイリッシュ”で”先進的”であるというイメージを付与する魔法という記述が印象的だった。ゲーム大国でありながら、eスポーツ分野のタイトルで大きく出遅れた日本が、2018年を機に変化の潮流に乗ろうとする様子がリアルタイムで記述されている。IOCのバッハ会長のインタビューに垣間見えるように、「暴力性があり」、「進化が速く」、「業界に一体感がなく」、「商業主義」というのがステレオタイプな意見だろうが、今後の成長が期待できる分野である。

2019/06/29