出版社内容情報
「ジェームズ・ビアード賞」(アメリカ料理界のアカデミー賞)受賞作!
「現代アメリカのフードシステムと、そのあるべき未来の姿について、雄弁且つ思慮深い考察をしている。この喫緊の問題について、非常に希有な視点から新たな一石を投じている。現代人の必読書」──アル・ゴア(元アメリカ副大統領)
服部幸應氏(料理評論家/服部栄養専門学校校長)も推薦。
第?V部 海──心臓はポンプではない
14章 マグロを食べさせるなんて
15章 海の資源は無尽蔵ではない
16章 魚に首ったけのシェフ
17章 環境にやさしい養殖
18章 シェフが変えた魚の世界
19章 魚の味方カール・サフィナ、養殖場を訪れる
20章 持続可能なシーフード
21章 魚の流通革命
22章 文化の継承と環境保護
23章 ボラはおいしい
24章 養殖魚を召し上がれ
第?W部 種子──未来の青写真
25章 有機農業の輪が支える未来の農業
26章 小麦粉は無味無臭ではない
27章 アメリカ南部料理のルーツを求めて
28章 良い種は自ら意思表示する
29章 シェフも農業コミュニティのメンバー
30章 交配種はモンスターではない
31章 地産地消を目指して
おわりに──〈ブルーヒル〉2050年のメニュー
謝辞
訳者あとがき
注
参考文献
【著者紹介】
1969年生まれ。「世界で最も影響力のある100人」(タイム誌・2010年)に選ばれる。店舗と同時に、本書も「ジェームズ・ビアード賞」を受賞(2015年)。
内容説明
「ファーム・トゥ・テーブル(農場から食卓へ)」をうたい、食材への徹底したこだわりと美しい料理で知られるニューヨークの三ツ星レストラン“ブルーヒル”。オバマ大統領夫妻もお忍びで通う人気店のシェフが、現代の食システムが抱える様々な問題に切り込み、私たちがめざす未来の食のあり方に迫る。世界中の農家や畜産家、養殖場、育種家のもとを訪れ、10年の歳月をかけて彼が最後に見つけた答えとは―。「ニューヨーク・タイムズ」紙ベストセラー、ジェームズ・ビアード賞(料理界のアカデミー賞)受賞。下巻は先端技術と伝統を融合した「漁業」と「種の育成」について。
目次
第3部 海―心臓はポンプではない(マグロを食べさせるなんて;海の資源は無尽蔵ではない;魚に首ったけのシェフ;環境にやさしい養殖;シェフが変えた魚の世界;魚の味方、養殖場を訪ねる;持続可能なシーフード;魚の流通革命;文化の継承と環境保護;ボラはおいしい;養殖魚を召し上がれ)
第4部 種子―未来の青写真(有機農業の輪が支える未来;小麦粉は無味無臭ではない;アメリカ南部料理のルーツを求めて;よい種は自ら意思表示する;シェフも農業コミュニティのメンバー;交配種はモンスターではない;地産池消をめざして)
著者等紹介
バーバー,ダン[バーバー,ダン] [Barber,Dan]
1969年ニューヨーク州生まれ。タフツ大学卒業。ニューヨーク・ウェストビレッジの“ブルーヒル”、ニューヨーク郊外の農場直結型レストラン“ブルーヒル・ストーンバーンズ”(ミシュラン★★★)シェフ・共同経営者。『食の未来のためのフィールドノート―「第三の皿」をめざして』および“ブルーヒル・ストーンバーンズ”は、料理界のアカデミー賞と呼ばれる「ジェームズ・ビアード賞」を受賞(2015年)。「世界で最も影響力のある100人」(「タイム」誌)、「ニューヨーク市のベストシェフ」、「米国のトップシェフ」(ジェームズ・ビアード財団)に選ばれている
小坂恵理[コサカエリ]
翻訳家。慶應義塾大学文学部英米文学科卒(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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