出版社内容情報
海洋生物と漁業の歴史的・科学的・生態学的考察をふまえ、恐ろしい事態が進行している海の真実を明らかにする。
内容説明
資源枯渇の最先端をいく漁業。狂い始めた生態系。われわれの食卓はどうなるのか、そして輸入大国日本の責任とは?歴史的考察をふまえ、人類学・経済学・生態学的視点から、海の持続可能な利用を考える。
目次
第1章 最初の略奪
第2章 過剰漁業という意識の芽生え
第3章 漁業は無差別な狩猟か
第4章 発展する漁業テクノロジー
第5章 脆い自然と超捕食者
第6章 資源管理という最重要課題
第7章 過剰漁業の時代に魚を食べる
第8章 漁業の中核をなす海洋生態系
著者等紹介
キュリー,フィリップ[キュリー,フィリップ][Cury,Philippe]
仏外務省開発研究局(IRD)の所長。フランス・セートの地中海および熱帯地域の漁業研究センター(CRH)の所長も兼任。これまでに、セネガル、コートジボワール、ガーナ、南アフリカ、さらにカリフォルニアにおいても、海洋漁業についての研究活動をおこなってきた。氏の海洋生態系の研究に対し、国内および海外の3つの名誉ある学術賞が授与された(1991年度フィリップモリス科学大賞の生命科学部門、1995年度フランス海洋学部門、2002年度ギルクリスト大賞)。研究テーマは漁業の生態系アプローチ
ミズレー,イヴ[ミズレー,イヴ][Miserey,Yves]
パリを拠点とする仏最大の日刊紙『フィガロ』の科学ジャーナリスト。専門は、科学史と環境問題
勝川俊雄[カツカワトシオ]
1972年生まれ。三重大学生物資源学部准教授。東京大学農学生命科学研究科にて博士号取得。研究テーマは、水産資源を持続的に利用するための資源管理戦略の研究、希少生物保全のための持続性の評価など。北海道ブロック資源評価外部委員。日本水産学会論文賞受賞
林昌宏[ハヤシマサヒロ]
1965年愛知県生まれ。翻訳家。立命館大学経済学部経済学科卒業(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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哲生
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とおる
ゆうきゃん
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